7回1失点でPS5年ぶり勝利のダルビッシュ「レギュラーシーズンと変わらない感じで投げることができた」

[ 2022年10月8日 12:38 ]

ナ・リーグ ワイルドカードシリーズ   パドレス7ー1メッツ ( 2022年10月7日    ニューヨーク )

ワイルドカードシリーズ第1戦で先発するダルビッシュ(AP)
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 パドレスのダルビッシュ有投手(36)は7日(日本時間8日)、敵地・シティフィールドで始まったメッツとのナ・リーグワイルドカードシリーズ(WCS)第1戦に先発。7回1失点の好投でポストシーズンでは2017年以来、5年ぶりとなる白星をつかみ、チームは3試合制のWCSで先勝した。

 「初回から味方がたくさん打ってくれたので、すごく気持ちよく投げることができましたし、初戦をしっかり取れて良かったです」

 初回、マウンドに上がるよりも先に4番・ベルが先制2ラン。2点の援護をもらい、気負いなくメッツ打線に立ち向かった。

 ただ、立ち上がりは細かな制球に苦しみ、初回は1死一、三塁、2回は1死三塁とピンチを背負った。「あまり体はそんなに動いてなかったですけど、今日できる範囲のピッチングをしようと思って、慎重に相手の打者の特徴を頭に入れた上で投げました」と冷静に後続を断って無失点。終わって見れば7回101球を投げ、許した失点は5回、エスコバルに浴びたソロによる1点のみ。通算201勝のシャーザーに投げ勝ち「初回2点をとっていただいたので、1点ぐらいだったらいいやということで、そういう意味で気楽に投げることができました」と4発7得点と爆発した打線の援護に感謝した。

 チームトップの16勝を挙げたレギュラーシーズンと同様に大一番でも力を発揮できた要因として「なるべく普段と同じようにと、そう言い聞かせていましたし、ルーティンであったりブルペンであったり、レギュラーシーズンと変わらない感じで投げることができたと思います」とメンタル面での落ち着きが好投につながったと振り返った。

 3試合制のWCSで先勝し、ドジャースと戦う地区シリーズ進出に王手をかけた。「明日も試合があるので、しっかり応援して自分も次の準備をしながら勝てるように応援したいと思います」とまだまだ続くポストシーズンへ気合いを入れ直した。

 パドレスは8日(同9日)の第2戦はスネルが先発する。

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2022年10月8日のニュース