DeNA今永 CS開幕投手も初勝利ならず 5回2失点で降板 近本に先制の2点打許す

[ 2022年10月8日 15:57 ]

セCSファーストステージ第1戦   DeNA―阪神 ( 2022年10月8日    横浜 )

<D・神>力投する今永(撮影・大森 寛明)
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 DeNAの左腕エース、今永昇太投手(29)がクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第1戦・阪神戦(横浜)に先発登板。5回7安打2失点で降板し、CS初勝利を逃した。

 3年ぶりに規定投球回をクリアしたレギュラーシーズンでは最終登板となった1日の巨人戦(横浜)で7回をわずか2安打無失点に抑えて今季11勝目(4敗)。そこから中6日で3年ぶりのCSマウンドに上がった。

 初回から速球で押し、2回には151キロを計測。3回には2死一、三塁のピンチを背負ったが、4番・大山を3ボールからの4球目チェンジアップで三ゴロに仕留めて無失点で切り抜けた。だが、青柳との投げ合いで0―0のまま迎えた5回だった。1死からその青柳に右前打を打たれると中野にも中前打され、代打・マルテには四球を与えて満塁のピンチ。ここで3番・近本に真ん中高めに入った150キロを中前にはじき返されて2点先制を許した。

 近本の二盗もあってなおも1死二、三塁。大山を申告敬遠して1死満塁とした後で原口を遊飛、佐藤輝を中飛に仕留めてそれ以上得点は許さなかった。だが、その裏、2死二塁で打席が回ると代打・戸柱が出て降板となった。なお、戸柱は一ゴロに倒れてDeNAはこの回も無得点に終わっている。

 今永はCSでは過去6試合に登板して0勝1敗、防御率6・19。この日は7度目のCS登板だったが、初勝利を挙げることはできなかった。

 投球内容は5回で打者24人に対して87球を投げ、7安打2失点。3三振を奪い、与えた四球は2つ、直球のMAXは151キロだった。

 ▼今永 プレーボールから自分のストレートを投げられたと思います。得点を許してしまった場面ですが、今までファウルやフライになっていたボールをコンパクトに弾き返されてしまいました。その後もピンチは続きましたが、何としても次の1点を与えないよう強い気持ちを持って投げました。

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