大谷WBCフル参戦も エンゼルスGMが全面協力を約束「彼がやりたいことをやるべき」

[ 2022年10月8日 04:15 ]

プレミア12で侍ジャパンの一員としてプレーした大谷
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 エンゼルスのペリー・ミナシアンGM(42)は6日(日本時間7日)、エンゼルスタジアムで今季の総括会見を開き、大谷翔平投手(28)が初出場に意欲を見せる来年3月のWBCについて、投打二刀流での出場を容認。全面協力する姿勢を改めて示した。

 「右翼と中堅を守ったり、先発と抑えをやったり、彼がやりたいことをやるべき」と極端な意見で笑いを誘いつつ「彼は誰よりも準備に余念がない。その(二刀流で出場する)権利がある」と全幅の信頼と期待を語った。

 侍ジャパンは2月中旬に宮崎で強化合宿を行い、3月9日から東京で1次ラウンド。勝ち抜けば19日(同20日)からマイアミに舞台を移し、準決勝以降に臨む。「彼は今まで見たことのないような準備に余念のない選手。WBCに向けた準備も劇的に変わることはないと思う」と同GM。選出時には東京からの合流が有力視されていたが、宮崎合宿から「フル参戦」する可能性も出てきた。

 5日の最終戦後、大谷はWBCに選出された場合について「光栄なこと」と語った上で「息抜きもしながらゆっくり考えたい」と話すにとどめた。今季は投手で進化を遂げ「15勝&34本塁打」を記録。ミナシアンGMは「何か必要なことがあれば、どんなことでも協力する」と誓った。

 《来季契約1年3000万ドルも「ふさわしい」》ミナシアンGMは1日に1年3000万ドル(約43億5000万円)で来季契約に合意した大谷について質問が及ぶと、いつも通り「アイ・ラブ・ショウヘイ」と笑顔を見せ「年俸調停前の選手としては史上最高額の契約だが、彼はそれにふさわしい」とコメント。23年オフにFAとなるだけに「彼が長くこのチームに在籍することを望む」と長期契約を願った。今季は大谷も含めた6人で担った先発ローテーションを、多くの球団のように5人にする可能性を問われ「リスクもあるが検討する。どんな制限も設けない」とした。

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