阪神「史上最大の下克上」へ　勝率5割未満でCS進出　過去の7チームはどうなった?

セCSファーストステージ第1戦   阪神2－0DeNA （ 2022年10月8日    横浜 ）

セCS1＜D・神＞5回、近本の2点適時打で生還した（左から）青柳を迎える矢野監督ら（撮影・島崎忠彦）
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　阪神は、8日のクライマックスシリーズ（CS）ファーストステージ（S）初戦でDeNAに勝利し、ファイナルS進出へ前進した。

　阪神はレギュラーシーズン68勝71敗4分けの勝率・489でリーグ3位となり、2位・DeNAとのクライマックスシリーズ（CS）ファーストステージ（S）に参戦。矢野燿大監督（53）は前日の会見で「挑戦していきたい」と決意を新たにしていた。

　過去、勝率5割未満で日本一に輝いたチームはなく、矢野阪神は「史上最大の下克上」に挑む。勝率5割未満でCS進出（04～06年パ・プレーオフも含む）は、今季の阪神で延べ8チーム目。うち4チームがファイナルSに進出している。

　また今回の阪神のように借金3以上は13年広島（借金3）、18年巨人（借金4）に次ぎ3チーム目で、過去2チームはともにファーストSを突破したが、日本シリーズまでは遠かった。

【勝率5割未満でCSに出場した球団】
05年　西武（67勝69敗）第1S敗退
09年　ヤク（71勝72敗1分け）第1S敗退
13年　広島（69勝72敗3分け）ファイナルS敗退
15年　阪神（70勝71敗2分け）ファーストS敗退
16年　DeNA（69勝71敗3分け）ファイナルS敗退
18年　巨人（67勝71敗5分け）ファイナルS敗退
21年　巨人（61勝62敗20分け）ファイナルS敗退
22年　阪神（68勝71敗4分け）
※球団のヤク＝ヤクルト、04～06年のパ・リーグプレーオフを含む。