ヤクルト競り負け…村上 2四球も6戦ぶり無安打で打率落とす

[ 2022年8月21日 17:20 ]

セ・リーグ   ヤクルト2ー5中日 ( 2022年8月21日    バンテリンD )

<中・ヤ>6回、村上は好機で左飛に倒れガックリ(撮影・椎名 航)
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 首位ヤクルトは21日、敵地での中日戦(バンテリンドーム)に2―5で敗れた。ついに打撃主要3部門でトップに立ち、夢の3冠王へ快進撃を続ける村上宗隆内野手(22)は4打席で2四球の2打数無安打と不発に終わり、打率は.327となった。

 中日戦では初先発となった小沢は4回まで3安打無失点と好投。しかし5回、1死一、三塁のピンチを迎えると代打・平田に左翼フェンス直撃の適時二塁打を浴び先制を許す。さらに2死三塁からも岡林に左翼線への適時二塁打を浴び、この回で降板。5回を打者20人に対し80球、被安打6、奪三振4、与四球1の2失点という内容に終わった。

 打線は前日の試合で死球を受け途中交代した山田が、この日は「1番・二塁」として先発出場したが、中日の先発左腕・上田の前に3打席連続三振と沈黙。それでも7回、2死一、三塁のチャンスで三塁への鋭い打球により相手の適時失策を“誘発”。ボールをこぼした阿部が一塁へ悪送球し、転々としている間に一走の丸山和も生還し同点に追いついた。

 だが直後の7回、3番手の木沢が決勝点となる失点。1死二塁から土田に左前適時打を浴び1点を勝ち越され、今季3敗目を喫した。

 夢の3冠王へ打率、本塁打、打点の打撃3部門でトップに浮上した頼れる4番・村上は中日バッテリーから徹底したインコース攻めに合い2打席連続で四球。先制された直後、6回の第3打席では1死三塁の場面で2番手右腕・谷元と対戦。初球にこの日初めてアウトコースにきたボール球を見逃すと、2球目真ん中付近にきた139キロのカットボールを打ち上げてしまい左飛に倒れた。

 8回の第4打席には先頭打者として4番手右腕のロドリゲスと対戦。カウント1―2からの4球目、インコース高めのボールゾーンにきた155キロの速球に反応したハーフスイングをとられ空振り三振。この日は快音が聞かれることなく、6試合ぶりの無安打に終わった。

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