エンゼルスが大谷のWBC出場投打ともに認める GM「阻むつもりはない。サポートする」

[ 2022年8月21日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス1ー0タイガース ( 2022年8月19日    デトロイト )

<タイガース・エンゼルス>勝利のハイタッチを交わす大谷(中央)(撮影・大森 寛明)
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 エンゼルス・大谷翔平投手(28)の来年3月に開催される第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場について、ペリー・ミナシアンGM(42)は19日(日本時間20日)に容認する意向を示した。投打二刀流での出場を認めた。

 ミナシアンGMはタイガース戦前にメディア対応。「私はWBCを支持する。野球というスポーツにとって素晴らしい大会。出たい選手がいるのなら、誰とでも話し合う」と述べ、大谷に関しても「彼は特別な選手。話し合うが、出場したいのであれば阻むつもりはない。サポートする」と出場を容認し、支援する考えを明かした。

 大谷はオールスター戦の前日会見が行われた7月19日に「出たい気持ちはもちろんある」と表明。「プラスの意見はもらっている。そうなったら快く引き受けてくれるんじゃないか」と既に代表選出に備えて球団とも話し合っていることを明かした。今月13日にはフィル・ネビン監督代行も「多くの選手が楽しみにしている。翔平が登板することになっても心配していない」と前向きに話していた。

 日本ハム時代の17年は、右足首痛の影響で直前に出場を断念した。侍ジャパンの栗山監督は8月上旬に渡米し全米を視察。本拠地で対面を果たしていた。

 この日の試合は3打数無安打だった。周囲のWBC出場への期待は高まるが、契約が来季限りの大谷は、今夏に続いてこのオフもトレード話が再燃することが濃厚。他球団へ移籍した場合には、移籍先球団の意向などにもよるが、一転してWBC出場は難しくなる。(杉浦 大介通信員)

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2022年8月21日のニュース