ヤクルト村上“3冠”キープ! デーゲームで2の0も、ナイターで佐野が4の0 熱き戦い続く

[ 2022年8月21日 22:39 ]

セ・リーグ   ヤクルト2―5中日 ( 2022年8月21日    バンテリンD )

<中・ヤ>初回、好機で打席が回った村上だが、敬遠気味のストレートの四球で歩かされる(撮影・椎名 航)
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 ヤクルトの村上宗隆内野手(22)は21日も打率、本塁打、打点のセ・リーグ打撃3部門トップをキープした。

 前日21日に打率・329とし、それまで打率トップだったDeNA・佐野恵太外野手(27)の同・328を抜いてついに打率トップに。44本塁打、107打点は2位以下を大きく引き離しており、史上最年少記録を大幅に更新する22歳での3冠王に前進した。

 この日はデーゲームの中日戦(バンテリンD)で4打席に立って四球、四球、左飛、三振と2打数ノーヒット。打率・327と下げ“暫定2位”となった。だが、佐野はナイターで行われた広島戦(横浜)で4打席に入って一ゴロ、中飛、三振、二ゴロに終わって4打数ノーヒット。打率・325とこちらも下げ、村上が打率トップを守った。

 一方、チーム的には首位ヤクルトが最下位の中日相手に3カードぶりの負け越しを喫し、7月4日に最大28あった貯金が17まで目減り。DeNAは今季初の6連勝&球団新記録を更新するハマスタ17連勝を飾って三浦監督体制2年目で初となる貯金9とし、7月4日には最大17・5ゲーム差あったヤクルトをついに4差まで追い詰めた。

 2年連続最下位から昨季は6年ぶりのリーグ優勝と20年ぶり日本一に輝いたヤクルト。今季は球団初の2年連続日本一を懸けて戦っている。DeNAは38年ぶりのリーグ優勝と日本一を果たした1998年以来24年ぶりのリーグ優勝へチーム一丸。ヤクルトは23日からホームの神宮で広島と3連戦、DeNAは同じく23日から敵地・京セラドームで阪神と対戦するが、その次の26日からは横浜でヤクルトとDeNAの直接対決3連戦を控えており、チーム同士の戦いとともに村上と佐野の打席結果からも目が離せない状況となった。

 【打率】
1位 村上(ヤクルト) .327
2位 佐野(DeNA)   .325
3位 大島(中日)   .321

 【本塁打】
1位 村上(ヤクルト) 44
2位 岡本和(巨人)  24
3位 丸(巨人)    23

 【打点】
1位 村上(ヤクルト) 107
2位 大山(阪神)   73
3位 佐藤輝(阪神)  70
 

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