DeNA 今季初5連勝でハマスタ16連勝!!代打・伊藤V打「心は熱く頭は冷静に」

[ 2022年8月21日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA6―5広島 ( 2022年8月20日    横浜 )

<D・広>本拠地16連勝しボードを掲げる伊藤(撮影・島崎 忠彦)
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 DeNAに生まれる日替わりヒーロー。それが現在の強さを証明する。5―5の8回2死一、三塁で代打・伊藤が決勝の中前打。試合途中から降り出した雨の中、お立ち台で33歳は「心は熱く、頭は冷静にいきました。必死にやった結果です!」と声を張り上げた。

 初回に先制されたが直後に牧の19号2ランと宮崎の8号ソロですぐさま逆転。8回に同点とされてもチームとして動じることもない。「先発じゃなくても勝ちたい気持ちはある」。伊藤の一言が、一体感を示してもいる。

 これで本拠地での連勝は56年の西鉄に並ぶ16まで伸びた。当時の西鉄に中西、豊田らがいたようにチームも牧、佐野らタレントがそろう。この勢いを持続すれば65年・南海、80年・広島がマークしたプロ野球記録の19連勝に届く可能性は高い。

 今季初の5連勝で貯金も今季最多の8とし、首位のヤクルトとの5ゲーム差も維持した。三浦監督も「全員が準備している。みんなよくやった」と一丸の勝利に目を細める。“ハマスタ夏祭り”は、しばらく続きそうだ。(大木 穂高)

 <42年ぶり4度目>DeNAが6月28日阪神戦から続く本拠地・横浜スタジアムでの連勝(1分けを挟む)を16に伸ばした。本拠地での16連勝以上は56年西鉄の平和台16連勝、65年南海の大阪19連勝、80年広島の広島市民19連勝以来42年ぶり4度目となった。牧は2試合連続弾で20号に王手。新人から2年連続20本塁打となればDeNAでは初となるがどうか。

 ▽1956年の西鉄 三原脩監督6年目で5、6月にそれぞれ8連勝など首位・南海とゲーム差なしの2位で前半戦終了。後半は毎日、阪急を含めた4球団での首位争いも最終的に96勝51敗7分け、勝率・653。2位・南海と0・5差で2年ぶりのリーグ制覇を果たした。同年に入団した稲尾和久が21勝6敗、防御率1・06で新人王と最優秀防御率に輝き、中西太が本塁打と打点の2冠で豊田泰光が首位打者。また、巨人との日本シリーズも4勝2敗で制し、球団初の日本一。

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2022年8月21日のニュース