阪神ドラ1・森木 圧巻の遠投100メートル!8割の力でも「これぐらいは」、久保田コーチも高評価

[ 2022年1月30日 05:30 ]

豪快なフォームでキャッチボールを行う阪神ドラ1・森木(撮影・北條 貴史)
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 阪神のドラフト1位・森木(高知)が29日、鳴尾浜球場での新人合同自主トレに臨み、圧巻の遠投を披露した。

 「自主トレもいい感じにできたのでこれぐらいの遠投は大丈夫かなと」

 右中間の最深部から左翼線付近に立つ同7位・中川をめがけた。その距離、約100メートル。8割程度の力感から体全体を用いて放たれたボールは、次々とミットに収まった。

 「遠投になったら若干左肩が上がってくるので、右足に(体重が)乗りやすい効果もありますし、ボールの回転も確認しやすい」

 肩、肘に負担がかかりやすいとの指摘もあることから、近年のアマ球界では敬遠されがちな練習法。だが、最速154キロ右腕はフォームチェックの一環として重視してきたという。視察した久保田2軍投手コーチからは「遠投をする子が少ない中で、いいボールを投げていましたし、頼もしく感じた」と高く評価された。

 この日は自主トレで5度目のブルペン入りを果たし、立ち投げで30球。「スライダーとツーシームの区別をもうちょっとつかせたい。落ち具合と変化量を増やしていければ」。背番号20の意欲が、尽きることはない。(石崎 祥平)

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2022年1月30日のニュース