阪神・佐藤輝の“エグさ”を目と耳でぜひ体感して 度肝抜く打球音と高々と描く放物線

[ 2022年1月30日 05:30 ]

2022年 阪神キャンプガイド

阪神・佐藤輝の一挙手一投足に要注目

 2年ぶりに有観客で行われる春季キャンプが2月1日に12球団一斉にスタートする。それに伴い、スポーツニッポンでは阪神担当記者が見どころをチェック。佐藤輝明内野手(22)の豪打を注目ポイントに掲げた。

 表現するなら、まさに「練習でお金を取れる選手」だろうか…。2年ぶりに沖縄に駆けつける野球ファンへあえて言うまでもないだろうが、球界の未来を背負うであろう逸材・佐藤輝明の一挙手一投足には要注目と言わざるを得ない。

 見どころはやはり、その豪快な打撃だろう。筋骨隆々の肉体を生かしての豪快なフルスイングに、破壊力あふれる打球音、誰よりも高々と描く放物線…。新人だった昨年は先乗り合同自主トレからバックスクリーン直撃弾を連発し、キャンプ本番では宜野座球場のバックスクリーン上部まで運ぶ圧巻のパワーを披露。宜野湾球場での練習試合・DeNA戦ではついにバックスクリーン越え弾を放つなど、新人ながらチームの誰よりも高く飛ばし、誰よりも多くの柵越え弾を放っていた。

 打撃以外でも、若手らしからぬマイペースな振る舞いにも注目。気になる先輩の打撃練習に注目するあまり、自らの練習を止めて井上ヘッドコーチに突っ込まれたり、マルテら助っ人陣と談笑しながら堂々と集合の輪に入る光景を1年前には何度も目にした。思わずほほ笑んでしまいそうな大器の行動に、注目してみるのも面白いかもしれない。

 生粋のアーチストは、2年目に向けてどのような進化を遂げていくか。現地に赴かれるファンの方には、感染対策を万全に期した上で、その目とその耳で佐藤輝の“エグさ”を体感してほしい。(阪神担当・阪井 日向)

 【阪神キャンプ地の観戦ルール】
 宜野座・安芸ともに、観覧地域を制限。球場に指定エリアを設け、着席が可能な座席数に応じて1日あたりの人数制限をする。来場には事前のネット予約が必要。2回のワクチン接種、陰性であることなどが求められる。

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2022年1月30日のニュース