上原浩治氏 センバツ選考、東海地区の“逆転現象”に「もう決まったこと…選ばれた高校の応援を」

[ 2022年1月30日 09:49 ]

上原浩治氏
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 元巨人エースで、メジャーでも活躍した上原浩治氏(46)が30日、コメンテーターを務めるTBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。第94回選抜高校野球大会(3月18日から13日間、甲子園)の出場32校を決める選考委員会が、28日にオンラインで開催され、晴れの出場校が決まったことについて言及した。

 上原氏は「いろいろ今、議論されているのがね、東海地区の高校をどうするかっていうことで結構、議論されてますけれど」と言い、関口宏の「何の話ですか?」に「決勝に行ったチームが選ばれなかったんですよね。ベスト4行ったチームが選ばれたことに対して、ちょっと今いろいろ議論されてます」と説明。そして「もう決まったことですから、これは本当にどっちの高校がどうこうじゃなくて、選ばれた高校を応援してあげるべきだと思いますね」と自身の思いを話した。

 今回のセンバツでは、昨秋の東海大会優勝の日大三島(静岡)と同準優勝の聖隷クリストファー(同)の順当選出が予想されていたが、聖隷は予想外の落選で初出場を逃し、4強の大垣日大(岐阜)が選出された。前年東海大会の準優勝校、優勝校が順当に選出されなかったのは、78年大会以来44年ぶり。

 東海地区の鬼嶋一司委員長は「意見は賛否両論あり、拮抗(きっこう)していた。ただ、簡潔に言えば投打に大垣日大が勝ったということです」とし、「特に投手力で差があった。春の選抜大会では失点の多いチームは厳しい」。粘り強く接戦を勝ち上がった聖隷クリストファーだが、東海大会3試合で15失点だった。優勝が日大三島(静岡)で同一県からの選出を避ける配慮が働いたかとの問いには「静岡同士ということは全く考慮していなかった。甲子園で勝てる可能性の高いチームを選んでいます」と話した。

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2022年1月30日のニュース