広澤克実さん語る…明大野球部で40年近く前に起きた「Wの悲劇」とは 石橋貴明も笑い止まらず

[ 2022年1月30日 20:56 ]

広澤克実氏
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 元プロ野球選手で、スポニチ本紙評論家の広澤克実さん(59)が30日、TBSラジオ「日本生命presents石橋貴明のGATE7」(日曜前7・00)にゲスト出演。1学年上にあたる、お笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明(60)と大いに語り合った。

 現役時代にヤクルト、巨人、阪神と在籍した全3球団で4番打者を務め、全てのチームで優勝を経験したレジェンド選手の広澤さん。同番組への出演は昨年4月の番組スタートから早くも3度目となったが、この日のテーマは「球界の一大勢力!明治大学野球部を深掘り」だった。広澤さんは明大から1984年ドラフト1位でヤクルト入りしたが、明大野球部といえば、その礎を築いたのが歴史に残る名物監督で“御大”と親しまれた島岡吉郎さん(89年に77歳で他界)。広澤さんもその薫陶を受けて育った。

 島岡御大の厳しくも愛情あふれる指導の数々は今でも語り草になっており、その人生はテレビドラマにもなったほど。広澤さんは「早慶落ちて明治に来たなんて絶対に言えないんですよ。大っ嫌いなんで、早慶が。打倒・早慶で生きてますから」と島岡監督の闘争心について“解説”。その両校に負けた時の怒りのすさまじさをエピソードを交えて語ったが、広澤さんが3年生の時に選手たちが凍り付くとんでもない大事件が起きた。

 グラウンドに「M」のマークが入った明大の旗を掲げてから練習を始めるという明大野球部。だが、そんなある日、まだ寝ぼけまなこだった下級生がその旗を上下逆さまにしたまま掲げてしまい、明治の「M」がよりによって御大の嫌いな早稲田の「W」になってしまったという。「これが『Wの悲劇』っていう事件です」と広澤さん。楽しそうな声で「これが僕がいた中で一番大きな事件でしたね」と続け、石橋はもう笑いが止まらなくなった。

 「もう1年生から4年生まで全員、真っ青になったと思いますよ。大変なことが起こったな、と…」と広澤さん。島岡御大もこの「W」になってしまった旗を目にしたが、御大が何を言ったかは覚えてないという。

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2022年1月30日のニュース