ヤクルト・高津監督 まさかのキャンプ初日は不在濃厚、近親者がコロナ感染…陰性2回出るまで保留に

[ 2022年1月30日 05:30 ]

ヤクルト・高津監督
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 ヤクルトは29日、高津臣吾監督(53)の近親者が、28日に新型コロナウイルス陽性判定を受けたと発表。所轄保健所に高津監督は濃厚接触者には当たらないと判断されたが、万全を期すために東京でPCR検査を行い2回陰性になった後に、沖縄入りすると決めた。2月1日の沖縄・浦添キャンプ初日は不在が濃厚となった。

 高津監督は20日の1、2軍合同のスタッフ会議後に「万全を期したい。できることは全てやる」と感染対策の徹底を強調していた。1軍キャンプ地の浦添や2軍の宮崎・西都、そして神宮のロッカーなどにオゾン除菌脱臭器を増置するなど、球団全体として対策に力を入れてきた。25日の定期PCR検査でも陰性で、当初の予定通り30日に現地入りすることもできたが、最悪の事態に備えて念には念を入れた格好だ。

 指揮官が合流するまでは松元作戦コーチを中心に各担当コーチと話し合いながらキャンプのスケジュールを進める。2軍でも池山監督の感染が28日に判明。復帰し合流するまでは城石チーフ兼守備走塁コーチ、尾花投手チーフコーチ、宮出打撃コーチが中心となってチームを指揮する。

 昨季の日本一チームは、今年に入って選手だけでも4番・村上ら7人の感染が発覚した。「いくら注意していても感染してしまうことがあるのがコロナ」と語っていた高津監督。1、2軍とも「野球界の正月」といわれる2月1日に指揮官不在という事態になりそうだが、グラウンドに立つ選手、スタッフは一丸となり連覇への一歩目を踏み出す。

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2022年1月30日のニュース