阪神・藤浪 初日からブルペン33球 遊び心で菅野直伝ワンシーム、石川直伝シンカーを試投

[ 2022年1月30日 05:30 ]

 <阪神自主トレ>ブルペンで投球練習を行う藤浪(撮影・成瀬 徹)
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 遊び心とともにスタートを切った。阪神・藤浪は先乗り自主トレ初日からブルペン入り。33球を投げ込んだ中で、オフに弟子入りした巨人・菅野直伝のワンシームを1球、ヤクルト・石川直伝のシンカーも2球投じた。

 「ワンシームは菅野さん(巨人)ですけど、シンカーはたまたまトレーニング施設で会った石川さん(ヤクルト)が教えてくれたので。別にどちらもいきなりどうこうしようという訳ではない。遊び半分です」

 石川との思わぬ対面は、東京都内の「森永製菓inトレーニングラボ」での自主トレ中だった。42歳、NPB通算177勝を挙げているベテラン左腕の得意球を伝授してもらい、沖縄の地でも投げ込んだ。

 「そこまで重要視している球ではないです。よほど練習してからの話ですし、現時点でどうこうするつもりはないです」

 ただ、ワンシーム同様にあくまで試投段階に過ぎない。むしろ、熱心なのは緩急。従来のカットボールやスプリットでの組み立てに加えて、「カーブだったり、遅めのスライダーを使えれば。それでも十分(投球の)幅が出てくると思う」と新機軸を思い描いた。

 捕手役を務めた坂本は、生命線となる直球に手応えを感じた。「一番はしっかり真っすぐを投げられることだと思うので。力強さもあるし、本人も良い感じできているということは言っていたので、いいんじゃないかなと思います」。遊び心を持てたのも、充実のオフを過ごせたからこそ。予定される2月3日のシート打撃、同5日の紅白戦に向けて調整のギアを上げていく。(阪井 日向)

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2022年1月30日のニュース