広澤克実さん 昨季パ打点王・島内のドラフト指名秘話明かす「星野さん、一切見てないんですよ、島内を」

[ 2022年1月30日 22:15 ]

広澤克実氏
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 元プロ野球選手で、スポニチ本紙評論家の広澤克実さん(59)が30日、TBSラジオ「日本生命presents石橋貴明のGATE7」(日曜前7・00)にゲスト出演。1学年上にあたる、お笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明(60)と大いに語り合う中で、楽天・島内宏明外野手(31)のドラフト指名秘話を明かした。

 この日のテーマは「球界の一大勢力!明治大学野球部を深掘り」。明大から1984年ドラフト1位でヤクルト入りした広澤さんだが、現役プロ野球選手の出身大学で最多を誇るのが明大で、史上最長となる12年連続でのドラフト指名選手輩出を継続中。さらにそのうち8人がドラフト1位という輝かしい実績を持つ。

 そして、明大OBの星野仙一監督(2018年死去、享年70)が率いていた11年ドラフトで楽天が6位指名した明大・島内についての話に。広澤さんは島内の明大時代から母校で指導にあたっていただけに「あしたドラフトっていう時に、会議が終わって『これでいいですね?』って時に星野さんが『島内を最後獲っとけ』って言ってくれて入れたんです」と当時の秘話を明かした。

 突然の告白に石橋は「ええ~っ!」とびっくりだったが、「こっちからお願いしたんです。島内はプロでやれるからお願いしますって。星野さん、一切見てないんですよ、島内を」と広澤さん。星野監督は当時の明大監督、コーチの話を聞いただけで、その言葉を信じて獲得を決めたという。「僕らが推すぐらい、彼は良かったです。バッティングは」と広澤さん。石橋は「へぇ~!」と舞台裏に感心しきりだったが、島内は12年に新人で唯一、開幕1軍メンバー入りを果たし、21年シーズンはオールスター戦で第2戦MVP、リーグ戦ではパ・リーグ打点王と結果を出し続け、ドラフト下位指名からスター選手へと階段を上がっている。

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2022年1月30日のニュース