獅子の明日を担え 埼玉西武ライオンズジュニア2021メンバーが決定

[ 2021年8月3日 14:35 ]

埼玉西武ライオンズジュニア2021メンバー(球団提供)
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 西武が、18年3月に立ち上げた地域コミュニティ活動「L-FRIENDS」。同活動を紹介していく「L-FRIENDSトピックス」の第15回は、今冬開催予定の、NPB12球団ジュニアトーナメント 2021に出場する「埼玉西武ライオンズジュニア2021メンバー決定」に関する内容だ。

 「NPB12球団ジュニアトーナメント」とは、一般社団法人日本野球機構とプロ野球12球団が連携し「こどもたちが“プロ野球への夢”という目標をより身近に持てるように」という考えのもとに企画され、各球団小学5、6年生で編成されたジュニアチームで日本一を決める小学生の軟式野球大会。今年は17回目の開催となる。

 8月2日。時計の針はまだ午前9時を過ぎたばかりとはいえ、県営大宮球場の気温はすでに30度を超えていた。そこに緊張の面持ちで31人の野球少年たちが集まってきた。彼らはこれから「埼玉西武ライオンズジュニア」のメンバー(16人)の座をかけて“最終選考″に挑む。受付を済ませると、選手はベンチへ、保護者はスタンドへ。保護者からの「水分をちゃんととるんだよ!がんばってね!」という最高のエールを背にベンチに進む後ろ姿は、普段のランドセル姿が想像できないほど頼もしかった。

 ベースランニングやキャッチボール、シートノックのあとは試合を想定した実戦形式で選考はすべて終了。同チームで指揮を執る星野智樹監督(現ライオンズアカデミーコーチ)らによる選考会議を経て、メンバー16人がその場で発表された。

 惜しくもここで涙をのんだ選手もいる。そんな選手に向けて星野監督は、「本音をいうと応募してくれた385人のみんなと戦いたい。でも16人選ばないといけないのでコーチたちと話し合って選ばせていただきました。選ばれなかった子も今日がゴールではありません。今日がスタートだと思って次の目標に向かって前に進んでがんばってほしい」とエールを送った。

 喜びに満ち溢れ笑顔が眩しい“新生″埼玉西武ライオンズジュニアは、12月28日~30日まで関東(横浜スタジアム・明治神宮野球場)で開催される「NPB12球団ジュニアトーナメント2021」に向けて、これから約5カ月“チーム”として練習や練習試合を積み重ねていく。

 早速、背番号決めや練習着の採寸などを済ませると、これからの活動に向けて星野監督から「日付が変わるまでは余韻に浸ってください。選ばれて良かった!やった!喜んでください。ただ、0時過ぎたらもう戦いが始まります。レギュラーも決まっていない。エースも決まっていない。これから次の挑戦が始まります。みんなで勝負してレギュラーとれるようにがんばっていこう」と語気を強めた。ライオンズは本大会でまだ優勝したことがない。今年こそ悲願の初優勝を奪取すべく、これからどんなチームに成長していくのか期待したい。

 ◆385人の中から選ばれた16人のメンバーは次のとおり
(背番号、氏名、ポジション、所属チーム、選ばれたときの気持ちや意気込み)

(1)宮澤智也(ミヤザワ トモヤ)、野手、新羽ホークス(群馬県)
 「本当に選ばれたんだという実感がまだ湧かない。上手い選手たちが集まっているがレギュラーをとって活躍する」

(2)高原一樹(タカハラ イツキ)、捕手、中村ウィンズ(東京都)
 「最終選考ではホームランも打ててうれしかった。声を出してチームを引っ張っていきたい」

(3)中村勇斗(ナカムラ ユウト)、野手、高井戸東少年野球クラブ(東京都)
 「凄いうれしかった。チームの優勝に貢献できるように特にバッティングをがんばりたい」

(4)吉澤奏佑(ヨシザワ ソウスケ)、野手、SKポニー(東京都)
 「うれしかった。チームで協力して優勝目指してがんばりたい」

(6)渡部公耀(ワタナベ コウヨウ)、野手、東久留米クラウン(東京都)
 「すっごくうれしかった。チーム一丸となってがんばりたい。試合に出たら毎回ヒットを打って出塁したい」

(8)新井悠河(アライ ユウガ)、野手、采女小リトル(群馬県)
 「めっちゃうれしかった。チーム一丸となって、声をたくさんだして盛り上げていきたい。(セレクションでは初めてセカンドの守備についたが)どこのポジションでも守れるようにがんばりたい」

(9)戸倉光揮(トクラ ミツキ)、野手、東京世田谷ボーイズ(東京都)
 「(最終選考では)あまり良いプレーができなかった。本当に自分が選ばれて良いのかなと思ったけれど、メンバーに残れなかった人たちの分まで全力でプレーしたい」

(10)町田涼真(マチダ リョウマ)、捕手、鴻巣ライオンズ(埼玉県)
 「うれしかった。チーム一丸となってプレーして1位を目指したい」

(11)川本晴大(カワモト ハルト)、投手、泉ホワイトイーグルス(埼玉県)
 「うれしかった。声を出して試合に出て活躍したい」

(12)石川莉大(イシカワ リオ)、投手、松山西ジャイアンツ(埼玉県)
 「すごくうれしかった。チームを引っ張れるピッチャーになりたい」

(16)大野夢叶(オオノ ユウト)、投手、志木ジュニアベースボールクラブ(埼玉県)
 「今まで努力してきたことが結果に出て良かった。登板したら絶対に抑えて日本一をとりたい」

(17)神戸翔愛(カンベ トア)、野手、原市LK twins(群馬県)
 「これからこのメンバーでプレーできるんだなと思ってうれしかった。みんなと協力して優勝したい」

(18)田村慎之介(タムラ シンノスケ)、投手、片貝ジャガーズ(新潟県)
 「うれしかった。選ばれなかった人たちの分までがんばりたい」

(21)柳澤成(ヤナギサワ ナル)、投手、豊葉(東京都)
 「(最終選考では)バッティングの調子が良くなかったけれど、良い投球ができたのでうれしかった。これからはピッチャーに専念するのでどんどんレベルが高くなっていけるようにがんばりたい」

(23)周東拓海(シュウトウ タクミ)、野手、毛子連パワーズ(群馬県)
 「すごいうれしかった。チームで協力して優勝できるようにがんばっていきたい」

(34)反町魁秀(ソリマチ カイシュウ)、野手、利南東イーグルス(群馬県)
 「すごいうれしかった。やるからには優勝を目指したい」

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