ロッテ・加藤翔平と中日・加藤匠馬がトレード 「ゆうき」同士に続きロッテ2日連続

[ 2021年6月16日 05:30 ]

ロッテ・加藤翔平外野手(左)と中日・加藤匠馬捕手
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 ロッテ・加藤翔平外野手(30)と中日・加藤匠馬捕手(29)の交換トレードが成立し、15日に両球団から発表された。ロッテは前日にも有吉優樹とDeNA・国吉佑樹の交換トレードを発表。前日は「ゆうき」同士、この日は同姓同士という珍しい2日連続トレードとなった。背番号はいずれも未定。

 盗塁阻止率・211でリーグワーストの捕手陣の強化を狙うロッテと、外野が手薄な中日との思惑が一致した。ロッテは正捕手の田村が左太腿肉離れで離脱中。復帰は目前だが、強肩の加藤匠が加われば、起用法の幅も広がる。青学大出身の加藤匠は「井口監督が先輩なのでリーグ優勝、日本一になって胴上げできるよう、戦力になれるように頑張りたい」と意気込んだ。

 加藤翔は層の厚い外野陣の中で、今季20試合の出場にとどまっていた。プロ初打席で初球本塁打を達成した経歴があり「初本塁打を打った時の歓声を一生忘れません」とファンへ感謝の気持ちを示し、新天地で活躍する。

 ◇加藤 翔平(かとう・しょうへい)1991年(平3)3月28日生まれ、埼玉県出身の30歳。春日部東では甲子園出場なし。上武大では関甲新学生野球で3年春から4季連続ベストナインに輝き、12年ドラフト4位でロッテ入団。13年5月12日の楽天戦で新人野手ではプロ野球史上初の初打席初球初本塁打を記録。1メートル83、84キロ。右投げ両打ち。

 ◇加藤 匠馬(かとう・たくま)1992年(平4)4月29日生まれ、三重県出身の29歳。三重高では1年秋に三塁手から捕手に転向し、2年夏と3年春に甲子園出場。青学大では3年春から正捕手を務め、14年ドラフト5位で中日に入団。5年目の19年にチーム捕手最多の92試合に出場。遠投120メートルの強肩。1メートル75、76キロ。右投げ右打ち。

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