エンゼルス・大谷 MLB球宴ファン投票DH部門ぶっちぎり1位 2位のマルティネスに約23万票差

[ 2021年6月16日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス5-8アスレチックス ( 2021年6月14日    オークランド )

エンゼルスの大谷(AP)
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 大リーグ機構(MLB)は14日(日本時間15日)、7月13日(同14日)に行われるオールスター戦の先発出場野手を決めるファン投票の第1回中間発表を行い、エンゼルス・大谷翔平投手(26)はア・リーグDH部門で1位の52万6608票を集めた。2位のレッドソックスのJ.D.マルティネス外野手(33)とは約23万票の大差。選出ならメジャー4年目で初で日本野手では4人目の快挙となる。

 大谷がグラウンドに姿を見せれば、今や敵地でも歓声が起こる。球宴のファン投票の第1回中間発表。その人気ぶりが数字でも実証された。ア・リーグDH部門で断然トップの得票率33%で52万6608票を獲得。18、19年(昨季はコロナ禍で中止)に同部門で出場したJ.D.マルティネスに約23万票差の大差をつけた。

 強打者が集うア・リーグのDH。00年代は「史上最強のDH」とうたわれたエドガー・マルティネス、その後は通算541本塁打のデービッド・オルティスの「指定席」だった。2年ぶりに開催される夢の祭典。ファン投票をPRする公式プロモーションビデオには、12選手の映像が流れるが、大谷はナ・リーグ最多得票のアクーニャ(ブレーブス)に次ぐ2番目に登場する。早くも球宴の「顔」として期待されており、選出されれば日本野手ではイチロー、松井秀喜、福留孝介(現中日)に続き4人目だ。

 得票数が伸びた最大の要因は二刀流での大活躍だ。打者としてはリーグ3位の17本塁打など各打撃部門が上位で、投手でも先発の一角として2勝1敗、防御率2.85。球宴では二刀流でのプレーを期待する声も高まっており、この日、エンゼルスのジョー・マドン監督も「彼ができるというなら反対するつもりはない。彼は“稀有(けう)な参加者”」と前向きな姿勢を示した。

 前日恒例のビッグイベントである本塁打競争に出場するかどうかにも注目が集まる。舞台となるロッキーズの本拠クアーズ・フィールドは標高1マイル(約1600メートル)の高地にあり、打球が飛ぶことで有名。大谷はメジャーでも屈指の飛距離を誇り、選出の可能性も高いが、3ラウンド制の現行ルールは選手の負担が大きく、後半戦で調子を落とす選手も多い。マドン監督は「もっと良い方法があると思う。ヘトヘトになってしまう」と懸念しつつ「彼にどう思うか聞いてみたい」と最終的には大谷の意思を尊重する意向を示した。

 「ミッドサマー・クラシック(真夏の祭典)」と呼ばれる夢舞台。唯一無二の二刀流がその主役となる。

 ▽大リーグ球宴ファン投票選出方法 大リーグ公式サイト内のネット投票で両リーグ8人の野手とア・リーグのDHを選ぶ。24日(日本時間25日)までの1次投票の各上位3人(外野手は9人)が28日(同29日)からの最終投票に進む。今度は4日間の短期決戦。1次投票の獲得票数はリセットされるため、逆転もあり得る。1人(1メールアドレス)1日1票のみで、日本からも投票可能。結果は7月1日(同2日)に発表される。投手と控え野手は選手間投票などで選び、4日(同5日)に全選手が出そろう。

 ▽大リーグの本塁打競争 試合前日に開催。15年から現行ルールでMLBが原則として球宴出場選手の中から8人を選抜するが、16年は球宴に選出されていないスタントン(当時マーリンズ、現ヤンキース)が出場し、優勝した例もある。各選手4分間での本数を競う1対1のトーナメント方式。440フィート(約134メートル)以上の本塁打を2本打てば30秒のボーナスタイムが1度だけ加算される。

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