中日・石川昂、不動の4番打者へ 広島・鈴木誠に弟子入り“帝王学”学ぶ

[ 2021年1月3日 05:30 ]

広島の鈴木誠に弟子入りすることを決めた中日・石川昂
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 中日の石川昂弥内野手(19)が6月で20歳を迎える2年目への思いを語った。次代の4番候補として背番号2を背負い、見据えるのは早期のレギュラー奪取。新たな試みとして広島・鈴木誠への弟子入りを決めた。

 「(将来は)4番として試合に出ることを求められている。鈴木さんは広島でも4番を打って、日本代表でも4番。心構えやどういう意識で打席に立っているか聞いてみたい」

 同じアシックス社のバットを使う縁で、合同自主トレが実現。今月10日頃から約2週間の予定で帝王学を学ぶ。4番に必要なのは技術だけでない。「変な空振りをすると、相手投手は“今日、(自分は)調子良いのかな?”と勢いづくかもしれない。打線の中心なので、打てなかった時に周りの選手に悪影響を及ぼす」。19年のU―18W杯では高校日本代表の4番として全8試合を戦い、重責を思い知った。

 セ・リーグでは巨人・岡本やヤクルト・村上ら若い選手が4番に君臨。中でも鈴木誠を目標に据えるのは「長打も打率も残せる打者だから」。今回の合同自主トレを「本格的に目標となる」契機に位置づけた。「二十歳はまじで大人。お酒も飲めるようになるので、ビールかけもできちゃいますよね。してみたい」。秋に美酒を味わうにも何が何でも1軍に定着するしかない。(徳原 麗奈)

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2021年1月3日のニュース