広島・森下 「エース」目指して「精度を一つずつ上げていく」

[ 2021年1月3日 05:30 ]

広島・森下暢仁 新春インタビュー

2年目のさらなる飛躍を目指す広島・森下(撮影・奥 調)
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 ――例年の年末年始の過ごし方は。

 「(大分の)じいちゃん家で餅つきをします。ばあちゃんがつくったあんこであん餅をつくったりしますね」

 ――それが毎年の楽しみ。
 「楽しみまではないですけど(笑)。しています!ということです」

 ――今年は143試合制になる。
 「そこを投げ切るだけの体力と気持ちも必要ですし。やっぱり1週間をおろそかにしないようにやっていきたいなと思います」

 ――去年、技術的に成長した部分は。
 「自分の中での感覚というか。指のかかり、腕の振りの感覚をつかみました」

 ――大学時代からの成長を実感している。
 「緩い球をしっかりと投げられるようになりました。自信持って、カーブもチェンジアップも投げられるようになったと思います」

 ――緩い変化球に自信がついた。
 「大学時代は緩い球を投げると打たれるという勝手なイメージがあって、カットボールを中心に投げてしまうことが多かった。そういう球は待たれると打たれてしまう。緩い球を使えたというのは、自信になりました」

 ――去年はピンチに強かった。
 「想像以上でした。やっぱり点を取られたくないという思いがある。しっかりと自分の球を投げようという思いで投げていました」

 ――ピンチの場面で意識することは。
 「とにかく四球を出さないように。ゾーンに強い球を投げられたらいいなという感覚で投げています」

 ――なぜピンチで自分の球を操れるのか。
 「ピンチでこそ思い切り投げています。“ゾーンにいけ!”とイメージして腕を振る。コースとかは気にしていなくて、強い球を投げるという意識で投げています」

 ――守備への信頼があるから腕を振れる。
 「プロの人たちが守っている。ピンチの場面が来てしまうと自分は割り切るしかない。他のことを考えても意味がない。他のことを考えなければ、そのようなことも起きないと思う。ゾーンに投げて打たれたら仕方ないぐらいの気持ちです」

 ――自分の球がストライクゾーンで勝負できる自信もついた。
 「打つタイミングだったりが分かってきた。この場面はそこに投げて良いのか悪いのかは、分かるようになってきました」

 ――今年、伸ばしたいところは。
 「一球一球のコントロール、精度を一つずつ上げていければと思います」

 ――エースとしての役割を目指すのか。
 「誰もがエースというのは狙っていると思います。自分もそこに入っていけるような投手になりたいなと思います」

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2021年1月3日のニュース