広島・森下「2年目のジンクス」無関心、プラス思考で目標は11勝以上

[ 2021年1月3日 05:30 ]

2年目のさらなる飛躍を目指す広島・森下(撮影・奥 調)
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 広島・森下暢仁投手(23)がスポニチ本紙の新春インタビューに応じた。昨季はチーム最多の10勝を挙げて新人王を受賞。今季挑む「2年目のジンクス」に無関心を強調し、今年7月に開幕する東京五輪についても初言及した。

 ――新年おめでとうございます。今季は、いわゆる「2年目のジンクス」に挑戦する。
 「いや、皆さんがジンクスと言うと、実際に起きる可能性も高くなる。皆さんが“今年もしっかりと結果を残す”と思ってくだされば、結果も出ると思います。プラス思考でいきます」

 ――前向きな考え方は、プロ1年間で身についた?
 「ずっと考え方は、プラスの方がいいと思ってきました。(小学生の頃から)試合しながら“負けたら嫌だな…”という考え方は持っていなかったです」

 ――「2年目のジンクス」に挑んだ先輩がたくさんいる。
 「しっかり自分から(助言を)聞いていきたい。というよりも、カープの皆さんは、(自分で)しっかりとやらないといけないという考え方を持っている。油断していられないなと思います」

 ――今年の目標は。
 「(1年目より)1勝でも多くできればいいなと思います。11勝できれば、去年を上回ることにはなる」

 ――こだわる数字は。
 「勝ち数です。勝つということは試合をつくっているし、規定投球回数にも近づくのかなと思います」

 ――防御率は惜しくもリーグ2位だった。
 「投手をやっている以上、何かしらのタイトルは獲りたいと思います。しっかりとやっていれば近づける。自分次第だと思います」

 ――今年は投手陣を引っ張っていきたい?
 「まだ自分は1年しかやっていない。来年が本当に勝負になると思っている。ここで離脱しないように…と思っています」

 ――侍ジャパンに入りたいという思いは?
 「はい、あります」

 ――今年は延期された東京五輪が開催される。ずばり、興味は。
 「興味はあります」

 ――今回は日本で開催される特別な大会。
 「まだプロで1年しかやっていない。開幕からしっかりと結果を残せたらいいな…という気持ちです。まずは、開幕投手として投げたいな…という気持ちの方が強いです」

 ――高校、大学で、世代別の日本代表に選出された。
 「代表として行っているので、いままで以上にキツイ場所だな…という印象でした」

 ――五輪の野球日本代表を見た記憶は?
 「小学生のときに、試合を学校で見ていたような…」

 ――そのときに、いつか自分も日の丸を…と思った?
 「それは全然ないです(笑)」

 ――WBCは見ていた?
 「元々プロ野球をあまり見てこなかった。広島に入ってから、試合を見ないといけないな…となりました(笑)」

 ――19年の「プレミア12」は見たよね?
 「いえ…(笑)」

 ――チームは2年連続のBクラス。3年ぶりの優勝を目指す。
 「優勝争いをしたい。自分は任されたところでしか投げる機会がない。そこでしっかりと結果を残すことを考えていきたいと思います」

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2021年1月3日のニュース