日本ハム・西川 ポスティング不成立、メジャー移籍ならず コロナ禍で移籍市場停滞

[ 2021年1月3日 07:20 ]

日本ハムの西川
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 日本ハムは3日、ポスティングシステムでメジャー移籍を目指していた西川遥輝外野手(28)が、契約交渉期限である米国東海岸時間1月2日午後5時(日本時間1月3日午前7時)までに契約合意に至らず、不成立となったことを発表した。西川は昨年12月2日に日本ハムの契約保留選手として公示されており、同球団が保留権を有している。

 西川が夢舞台に立つための扉は、開かなかった。難航した米球団との交渉。最も影響を及ぼしたのは、新型コロナウイルス感染拡大に端を発した移籍市場の停滞だった。

 メジャーの大物FA外野手も軒並み移籍先が決まっていない。西川とタイプが違うが、通算174本塁打のスプリンガー(アストロズからFA)、昨季本塁打王&打点王の2冠に輝いたオズナ(ブレーブスからFA)らの去就も未定。無観客開催の影響で各球団は財政的に苦しく、交渉期限のあるポスティングシステムを利用する西川には逆風だった。

 西川は昨年12月のトークショーで「(メジャーに)行かないと得られないものはいっぱいある。成績を残せなかったとしても、それが失敗じゃないと思っている」とメジャー移籍への思いを力説。さらに「(多くの)お金をもらえなかったとしても、お金以上のものを絶対に持って帰ってこられる。自分の可能性をもっともっと信じてやっていきたい」と覚悟も示していた。

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2021年1月3日のニュース