阪神・西純 2年目は「1試合でも多く1軍で投げられるように」、“新春の顔”PRポスターに抜てき

[ 2021年1月3日 05:30 ]

甲子園で十日えびすのポスター撮影をおこなった西純(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 阪急・阪神沿線の駅構内などに掲示される初詣、十日えびすのPRポスターに起用された阪神の西純矢投手(19)が2日、ドラフト1位入団から2年目を迎える今季への意気込みを明かした。

 「去年は1試合も1軍で投げられなくて、本当に悔しい思いをした。今年は1試合でも多く1軍で投げられるように頑張りたい」

 大きな故障なく終えた1年目はウエスタン・リーグで11試合に登板し、チーム最多に並ぶ4勝(3敗)。11月に参加した「みやざきフェニックス・リーグ」では米大リーグ・ツインズの前田を参考にした新フォームに手応えをつかみ、4試合に先発するなど大きな弾みをつけた。

 「(去年と)一緒ですけど、(今年も)ケガがないように。2年目を終えたときに振り返って“良かったな”と思えるシーズンにしたい」

 今季も基本的には育成段階ながら、同期入団で同世代の井上が昨季のうちに1軍を経験しただけに待望の1軍デビューに意欲十分。第一歩として矢野監督からは「どれだけ飛躍していくか楽しみ。呼んでも支障がないかなと思っている」と今春キャンプの1軍スタートを示唆され、「1軍を見て、成長のスピードも加速する可能性があると思う」と期待を寄せられた。

 過去には梅野や近本も起用された“新春の顔”とも言えるPRポスターに1軍未経験の19歳が抜てきされることは珍しい。モデル役は初めてで、正装で身を固めて撮影に臨んだ。「はかまは初めてだったので最初は少し緊張しました。ちょっと恥ずかしい思いもあったんですけど、ずっしりしてると感じました」。りりしい顔つきは成長の跡。年末からは故郷の広島で過ごし、新年を迎えた。猛虎の未来の担い手として飛躍の1年にできるか。沖縄から一気に駆け上がりたい。

続きを表示

2021年1月3日のニュース