阪神・西勇 2回1失点!幻惑ビシエド斬り ヤクルト007「面食らいました」

[ 2020年2月23日 05:30 ]

オープン戦   阪神6―2中日 ( 2020年2月22日    北谷 )

<中・神>先発して2回1失点の西勇(撮影・北條 貴史)
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 阪神の西勇はオープン戦でも“開幕投手”を務め、2回3安打1失点の結果以上に収穫十分の投球を内外に見せつけた。

 「開幕を監督から言われてるので。ヤクルトのスコアラーも来てる。いつもと違った配球をすることで惑わせるというか、引き出しも増やしていきたい」

 宣言通り見る者に“考えさせる”配球を駆使した。象徴的だったのが初回2死一塁で迎えたビシエドとの対決。昨季10打数6安打と打ち込まれた天敵に全て変化球を投じて最後は5球目のカーブで見逃し三振に斬った。

 「(配球は)だいぶ練っていったし、苦手としているバッターでしたし、最後の三振は“もうええわ”という感じやったし。投げられたことが良かった」

 大砲の“戦意喪失”も誘った価値ある1打席は、偵察していたヤクルト・山口重幸スコアラーを「面食らいました。ビシエドに変化球を5球続けたでしょ。新しいことやってるのかな。びっくりしました」と驚嘆させた。ただ、本人は狙い通りに本番の相手を幻惑させたことよりもと捕手陣へのメッセージにも意味を見いだした。

 「うちのキャッチャーに示せたかな。こういう風にできるんだとか」

 2回に平田にソロを許したものの、結果を求める段階ではない。球速の違うスライダーを投げ分けるなど「試す」ことに主眼を置いた27球。けん制で一塁走者を刺すなど、隙を見せなかった。オフの自主トレから始まり、キャンプ終盤を迎えて疲労はピークでも、すべて想定通りだ。

 「疲労感が抜けた3月中旬からどれだけ良くなるか楽しみ。疲れてる中で最低限できたのはうれしいですし、チームのために頑張りたいなと思った」。

 大役を託した矢野監督も「しっかりした球が投げられているんで何の心配もしていない」と目を細めた。背番号16の披露したデモンストレーションが「3・20」へ大きな期待を抱かせた。(遠藤 礼)

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