ナショナルズのホワイトハウス招待 大統領“らしくない”言葉の意図は…

[ 2019年11月10日 10:00 ]

 トランプ大統領とプロスポーツの関係は良いとは言えない。女性に差別的、移民に厳しく、人種や宗教に関わる数々の暴言…スポーツ界の理念に反し、反発は当然だ。7月にサッカー女子W杯フランス大会で優勝した代表チームが大統領招待を蹴飛ばしたのはその表れだ。

 先週、ホワイトハウスにナショナルズを招いたトランプ大統領は、いつもの自画自賛は影をひそめ祝福のホスト役に徹した。「今のワシントンの話題はナショナルズの勝利と、私を弾劾裁判にかけようとする下院聴聞会の話ばかりだ。私は、ナ軍の話の方が好きだ」と自虐ユーモアも出た。ワールドシリーズ(WS)勝利チームの招待は1924年当時ワシントンが本拠地のセネタースが王座に就いたことで始まった。それから95年、ナ軍が2度目の地元チーム招待になった。昨年のレッドソックスは、コーラ監督と12人の主力選手が欠席、招待日も今年の5月にずれた。こんな“失敗”は許されない。ナ軍では25人のWSベンチ登録選手のうち18人が参加した。筆頭オーナーのラーナー一族はワシントンの不動産会社で民主党の大口献金者、大統領の政敵だ。しかし、政治の街ワシントンでのビジネスは1党派支持に偏るとうまくいかない。そこで招待を受け入れたとメディア。

 記者たちが驚いたのはWSのMVPストラスバーグ投手に向けられたファンの「あと4年」の声援への大統領の言葉だ。残る4年契約を捨てFAとなったのを引き留める声だが、「いつものトランプなら来年の大統領選で2期目の4年間を目指す自分への声援と言い出しかねない。それが“4回のWS勝利を願う声”で済ませた」。爽やかイメージは政治でも大切と心得てはいたのだ。(野次馬)

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