ゴジラ松井、吠えた!「敬遠しちゃダメですよ!ちゃんと勝負してください!」

[ 2019年11月10日 22:54 ]

松井秀喜氏
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 テレビ朝日のスポーツバラエティ特番「夢対決2019 とんねるずのスポーツ王は俺だ!!」が10日午後9時から放送され、とんねるずの石橋貴明(58)率いる「チーム石橋」と元巨人、ヤンキースの松井秀喜氏(45)率いる「チーム松井」が恒例の「リアル野球BAN」で対決。「チーム石橋」が“泣きの2回延長”を申し入れるも1―2で空しく敗れた。

 実際の野球場で野球盤を再現したゲーム形式で争われる「チーム石橋」VS「チーム松井」の対決は2015年の第1回から今回が5度目で過去の戦績は「チーム石橋」の3勝1敗。何とかして勝ちたい「チーム松井」は4番に入った松井氏をはじめ、1番はBC栃木で現役を続ける西岡剛内野手(35)、2番は今年野球殿堂入りした立浪和義氏(50)、3番は元巨人投手の定岡正二氏(62)、5番は元中日監督の谷繁元信氏(48)と全員が元ドラフト1位という超豪華メンバーで臨んだ。

 ルールは野球盤とほぼ同じで、ピッチングマシンを相手に打者5人ずつが打席に立つスタイル。先攻の「チーム松井」は0―0で迎えた2回に松井氏が単打を放つと続く唯一の現役・西岡が二塁打を放って1死二、三塁と攻め立て、立浪氏は投直に倒れて2死となったものの鹿児島実のユニホームに身を包んだ定岡氏がしぶとく先制打を放ち「やっぱ伝統だよ!」と勝ち誇った。

 石橋が「あれ?アウト要員で…」と定岡氏の活躍に首をひねる中、打席に入った松井氏はチェンジアップにあえなく空振り三振で追加点ならず。その裏、石橋の安打で2死一塁とした「チーム石橋」だったが、石橋の帝京の後輩で元日本ハムの森本稀哲氏(38)が凡打して得点を逃した。

 そして、1―0のまま迎えた最終回の5回、1死一塁で打席に立った松井氏は「敬遠しちゃダメですよ!ちゃんと勝負してください!」と要求した上で見事に安打を放ち、西岡が敬遠された満塁から立浪氏の適時打で2点目を呼び込んだ。本物の野球と違い、チョロチョロと転がって単打のゾーンに入った松井氏の当たりに石橋は「だっせぇヒット!」と連呼。それでも、0―2で迎えたその裏も「チーム石橋」が無得点に終わり0―2での敗戦が決まると「完封勝ちですよ、完封勝ち!」と松井氏は歓喜した。

 だが、石橋らが土下座して“泣き”の2回延長。松井氏は「きょうは2回やっても勝ちそう」と余裕で受け入れたが、「チーム石橋」は6回にお笑いコンビ「TIM」ゴルゴ松本(52)のタイムリー三塁打で1点を返し、1点差。「チーム松井」は7回、それまで5打席オール三振で石橋から「辞めた方がいい!」、ゴルゴから「帽子のGは5三振のGですか?」とヤジられた谷繁氏が意地の初安打を放ち「やっぱ、バッティングの基本はセンター返しだね」と“ドヤ顔”を見せるも無得点に終わり、1点リードのまま今度こそ最終回の7回を迎えた。

 すると、「チーム石橋」は森本氏が大飛球を放つもあえなく「ファインプレー」のゾーンに入り、「嘘だぁ!」と叫ぶ石橋に松井氏は「ナイバッティン!」とニヤニヤ。それでもゴルゴが安打で続いた1死一塁から山崎武司氏(51)が左翼ポール際へホームラン性の大飛球を放ってボルテージが上がったが、あえなくファウルとなった後、打ち直した大飛球が今度はファインプレーゾーンに入り、2死。最後に石橋も倒れてゲームセットとなった。

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2019年11月10日のニュース