「PL桑田」が甲子園に帰ってきた!「気持ちは高校生」マスターズ甲子園「人文字もブラバンも懐かしい」

[ 2019年11月10日 05:30 ]

5回、三塁に滑り込む桑田真澄氏(撮影・成瀬 徹)      
Photo By スポニチ

 「PL・桑田」が85年夏以来、34年ぶりに甲子園に帰ってきた。マスターズ甲子園2019が9日、開幕。初出場した大阪代表のPL学園は桑田真澄氏(51)の投打の活躍で利根商(群馬)に5―1で勝利した。

 桑田氏が起こしたムーブメントが甲子園で広がった。「もう一度みんなで行こう」と結成したOBチームが、大会初出場。スタンドには19歳から81歳のOB630人による人文字が作られるなど、1400人を超える応援団が詰めかけた。

 「気持ち良かった。甲子園の雰囲気とPLのユニホームが、そうさせてくれた。感動しますね」

 開会式では選手宣誓も務め、4回から登板。「もう五十肩ですから」と2安打1四球を与えたが、投球数19、MAX126キロで1回無失点に切り抜けた。5回からは遊撃にも入り、打席では右越え二塁打で4点目のホームを踏んだ。仲間と心から野球を楽しむその顔は輝いていた。

 「体は思うように動かないけど、気持ちは高校生でした。いろんな世代のOBが集まって、ひとつのチームになれたのは有意義。人文字もブラバンも懐かしかった」

 ベンチもスタンドも母校愛で埋まった甲子園。桑田氏はこの動きが、16年夏を最後に休部状態が続く野球部復活につながることを強く願っている。具体的に行動も起こした。9月下旬に学校を訪問し、マスターズ甲子園出場を報告。その場で野球部復活への思いを学園幹部に訴えた。

 「話し合いの場を持たせてもらっている。思いを伝えて、議論もしている。どのように復部するかも大事。復部となれば、OB会も全力で応援したい」

 桑田氏とOB会の動きを見届けるため、PL学園の乾浩一理事長が直接視察した。関係者は「復部に向けた方向性はOBも学校も同じ。ただ、まだ具体的にはなっていない」と状況を説明した。

 PL学園校歌が流れた後、最後に作られた人文字が「WE(ハートマーク)PL」。野球部復活の思いを込めて桑田氏の投げたボールが答えを出す日を、高校野球ファンも待っている。(鈴木 光)

 ◆マスターズ甲子園 元高校球児が出身校別にチームを結成し、地方予選を勝ち抜いて甲子園を目指す大会。04年に初開催され、今年は第16回。大学、社会人の現役選手、現役のプロ野球選手の参加は不可。甲子園での本大会は3回までを34歳以下、4回以降を35歳以上で戦う。試合は9回もしくは1時間30分で打ち切りとなる

続きを表示

この記事のフォト

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2019年11月10日のニュース