大学侍のリードオフマン 法大・宇草「悔いを残さないように」プロ注目の俊足、最後の秋駆け抜ける

[ 2019年9月13日 05:30 ]

14日開幕 東京六大学野球秋季リーグ

法大・宇草
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 集大成を見せる。今夏大学日本代表で1番を務めた法大・宇草。2季ぶりの優勝を目指す学生最後のシーズンへ「1球1球悔いを残さないように。その積み重ねで結果がついてくれば」と静かに闘志を燃やす。

 50メートル5秒8の俊足で常総学院時代は15年センバツで1試合個人最多タイ記録となる5盗塁をマーク。高校日本代表としてワールドカップに出場した。「壮行試合の時に大学生の力に圧倒された。気持ちで負けていた」と振り返る。自身もなかなか安打が出ずに準優勝に終わったが「あの時の悔しい気持ちがあったからここまで頑張れた」とプラスにした。法大進学後は厚い選手層に阻まれたが、決して腐らなかった。一本足からすり足にフォームを大きく改造したことが功を奏し、レギュラーを獲得できたのは3年秋。「すごく苦しかったけれど、とことん自分と向き合って良いことも悪いことも全部プラスになると思ってやっていた」。さらに気持ちのブレをなくすために常に全力疾走を心がけた。「試合に出られない時に見ていて打席以外の姿勢も大事だと感じたし、一定してやり続けることで相手のプレッシャーにもなると感じた」。今春は打率・339をマークした。

 大学代表で印象に残ったことを聞くと「試合じゃないんですけれど…合宿でのオープン戦で、打ち損じてしまったんですが二塁まで全力で走ったんです。そしたら生田勉監督に“いい走りだね!”と言ってもらえて、今までやってきたことを褒めてもらえてうれしかった」。

 高校代表でチームメートとなった明大・森下、慶大・郡司、筑波大・森下とは大学代表でも再びともに日の丸を背負った。壮行試合では高校代表でお世話になったスタッフとも再会して記念撮影する一幕も。「あの時からもう4年たってしまった。本当に早い。一つずつ積み重ねてきたので、その集大成のシーズンにします」。4年間で体重は64キロから83キロ。体も一回り成長したが「体重は増えましたけど、たぶん足は高校より速くなったと思います」と笑う。何倍にも成長した姿で最後の秋を駆け抜ける。

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