阪神・メッセ 2軍練習試合で5回4失点 4回まで1安打も急変、今季1軍復帰困難に

[ 2019年9月13日 05:30 ]

初回終了後、指をたてながら不満げにベンチに戻るメッセンジャー(撮影・坂田 高浩)
Photo By スポニチ

 右肩不調で2軍調整中の阪神のランディ・メッセンジャー投手(38)が12日、鳴尾浜球場で四国アイランドリーグplus・徳島との練習試合に先発し、5回4安打4失点に終わった。米国での治療から再来日後は降雨ノーゲームを含めて4度目の実戦。6四球を与える乱調でレギュラーシーズン中の1軍復帰は難しくなった。

 1安打で零封した4回までの好投が5回に一変した。2四球で招いた1死一、三塁から中前適時打。さらに四球を与えて連続適時打を浴びた。球審の判定へのいら立ちからか薄ら笑いを浮かべ、引き上げる際には三塁側カメラマン席に紙たばこらしきものを放り込むひと幕も。報道陣に対しても「ノー」とだけ言い残した。

 次回登板は未定。残り日程を考えれば、30日の中日との今季最終戦までの復帰は考えにくい。外国人選手では球団最長となる在籍10年目を迎えた今季は13試合で3勝7敗、防御率4・69。通算98勝(84敗)で、ジーン・バッキーに並ぶ球団外国人最多100勝の今季達成は絶望的だ。

 昨オフに推定年俸3億5000万円の単年で契約を更新し、来季についてはシーズン終了後に球団と話し合う見通し。昨季国内フリーエージェント(FA)権を取得して日本選手扱いとなるなど長年にわたって猛虎を支えてきた右腕が岐路に立たされた。(阪井 日向)

続きを表示

2019年9月13日のニュース