西武 一日天下も辻監督「惜しい。もう一本だった」残り12戦逆転連覇へ前向く

[ 2019年9月13日 05:30 ]

パ・リーグ   西武2-3ソフトバンク ( 2019年9月12日    メットライフD )

9回1死、ソロ本塁打を放つ中村(撮影・尾崎 有希)
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 西武・辻監督は下を向くことはなかった。1日で首位の座から陥落し、ソフトバンクにマジックが点灯。それでも最後まで粘り、必死に食らいついた。指揮官は「(9回は)面白くなったろう。惜しい。もう一本だった」と気丈に振り返った。

 7回まで千賀の前に散発3安打。しかし8回2死一塁から秋山の右中間二塁打で1点を返し、2点を追う9回にも見せ場をつくった。「何とか塁に出たいと思った」と中村が守護神・森から29号ソロ。さらに2死一塁で打席に山川と、一発で逆転サヨナラ勝ちの状況をつくった。最後は中飛。球場はため息に包まれたが諦めない姿勢を相手に、そしてファンに見せつけた。残りはソフトバンクと同じ12試合。「チャンスはまだいっぱいある」と辻監督が言えば、山川は「12勝するつもりでいく」。連覇へ、しゃにむに勝ち続けるしかない。(鈴木 勝巳)

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2019年9月13日のニュース