阪神・西、“鬼門”ナゴヤドームで初白星「たくさん地元の友達が見に来てくれて…」

[ 2019年9月13日 22:45 ]

セ・リーグ   阪神7-1中日 ( 2019年9月13日    ナゴヤD )

<中・神>今季8勝目を挙げ、矢野監督(左)と笑顔でハイタッチする西(撮影・椎名 航)
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 阪神先発の西が7回を投げ、中日打線を1失点に抑える好投。7月2日の時点で3勝7敗と4つのマイナスを抱えていたが、ついにこの日の勝利で星を8勝8敗の五分に戻した。

 序盤から阪神打線が活発で4回までに5点を先行。西は「味方がたくさんたくさん(点を)取ってくれたんで、ほんとに助かりました」と、打線の奮起に感謝した。

 数字的には苦しい状況ではあるが、クライマックスシリーズ進出の可能性を残す両チームの対戦。西は「なんとか連敗したくない思いがあったので、チーム一丸となって勝つことを目標に頑張りました」とのコメント。思惑通り、投打に中日を圧倒することができた。

 自身の投球内容については「(キャッチャー)梅野の配球通り、頑張って構えてるとこに投げた」という西。バックもノーエラーで盛り上げた。

 西は5回に1点を失い、さらに6回には2死満塁のピンチを背負う。しかし6番・阿部を中飛に打ち取り、この回を何とか無失点で切り抜けた。「最少失点と思いながら、何とかこのバッターで打ち取ろうという気持ちもあり、無事にゼロに抑えることができてよかったです」と西。不屈の精神でチームを引っ張った。

 ナゴヤドームでの西の成績は0勝3敗。鬼門としていたが、うれしい初勝利となった。西は三重出身ということもあり、近しい人たちが応援に駆け付けることも多かったが、ついに“勝利”を見せることができた。「(ナゴヤドームで)勝つことができなかったんで、こんなにたくさんの地元の友達が見に来てくれて…。(応援に来てもらった日は)負けた試合ばっかりだったので、何とか今日勝つことができてよかったです」と笑顔を見せた。

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