【東尾修 視点】ソフトB千賀の「1点もやらない」投球見事 フォークの制球力完璧

[ 2019年9月13日 08:34 ]

パ・リーグ   ソフトバンク3-2西武 ( 2019年9月12日    メットライフD )

3回2死、金子侑を空振り三振に仕留め、指をさす千賀(撮影・尾崎 有希)
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 千賀の「1点もやらない」投球は見事だった。味方打線が押しながら十亀の不思議な粘投にあって0―0で迎えた7回。先頭の源田にうまく左翼線へおっつけられた。無死二塁。8月30日の対戦で決勝2ランを許している森とは無理に勝負せず、カウント3―1から歩かせた。続く中村の方がアウトを取りやすく、併殺もある。初球内角153キロの真っすぐでのけぞらせ、2球目の外角スライダーで計算通り遊ゴロを打たせた。ボテボテで1死二、三塁となったが、ここから圧巻だった。

 外野フライも許されない栗山は1―2と追い込んでから4球連続フォーク。カウントに余裕があるうちの2球はワンバウンドになったが、3―2からはストライクの高さへ。最後は空振り三振に仕留めた。続く外崎は初球フォークで入って150キロ台後半の真っすぐを3球続け、最後はフォークでハーフスイングを誘った。勝負どころでのギアチェンジとフォークによる高低のボールの出し入れという制球力。この2つが西武打線を上回った。

 ソフトバンクにマジックは点灯したが、残り12試合でマジック12はあってないようなものだ。5、6位の日本ハム、オリックスと各5試合を残すソフトバンク。逆に3位のCS争いをしているロッテ、楽天と5試合ずつ残す西武。しかし、西武の方が本拠地での戦いを多く残す。いずれにしても最後までもつれると思う。

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