巨人9・5差“圧逃”ターン 坂本2冠打 セ界の貯金独り占め「17」

[ 2019年7月11日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人4―1阪神 ( 2019年7月10日    甲子園 )

2回2死満塁、中前に2点適時打を放つ坂本勇  (撮影・成瀬 徹)
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 巨人・坂本勇人内野手(30)が10日、阪神戦の2回に中前2点適時打をマークした。12打席ぶりとなる快音で、リーグトップタイとなる63打点。25本塁打も合わせて、前半戦を2冠で締めた。チームは敵地で3連勝を飾り、今季最多の貯金17。残り5球団は全て借金を抱えており、2位のDeNAと阪神に90年以来となる9・5ゲームの大差をつけて首位ターンとなった。

 兵庫県伊丹市出身。坂本勇は甲子園から10キロ圏内のグラウンドで、小学1年から野球を始めた。当時の盟友が日本投手初快挙を成し遂げた日、打撃2冠に立って前半戦を締めた。

 「つないでくれたのでコンパクトにいきました。いい流れ、いい粘りで戦えている」

 1―0の2回だ。1点を追加してなお2死満塁で、直球を中前にはじき返した。12打席ぶりの安打は、メッセンジャーを2回4失点でKOする2点適時打。今季25本塁打でDeNAのソトと並ぶ中、打点もリーグトップのヤクルト・村上に並ぶ63打点に伸ばした。

 25年前に入団した昆陽里(こやのさと)タイガースでは投手と遊撃手。「ちょうど一緒の日くらいに入った」と言うのが、当時捕手でバッテリーを組んだ田中将大(現ヤンキース)だった。右腕が初出場したメジャーの球宴で白星を挙げた吉報は、球場入りの直前に飛び込んできた。

 昆陽里小の同級生で、渡米後も連絡を取り合う。「次元が違い過ぎる選手なので、なかなか連絡が取りにくい」と謙遜するが、打撃の技術は世界クラス。今季は主に2番を務める中で昨季の67打点も射程に捉えた。シーズン113打点のハイペースも「ホームランが多いからね」と、笑顔でサラリとかわした。

 当時の実家から、車で30分ほどの距離にある甲子園での同一カード3連勝。9連戦を8勝1敗で締めた原監督からも「勝負強いということでしょう」と打点数を称えられた。セ・リーグの貯金を独占。90年以来となる、2位に今季最大9・5ゲーム差をつけて前半戦をターンする。頼りになる主将は「接戦も勝てている。後半戦も継続したい」と言って、バスに乗り込んだ。 (神田 佑)

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