【岩手】遠野緑峰 大船渡・佐々木対策は「声」 “令和の怪物”討ちで新伝説作る!

[ 2019年7月11日 15:56 ]

第101回全国高校野球選手権岩手大会開会式 ( 2019年7月11日    県営 )

<岩手県高校野球開会式>入場行進する遠野緑峰の選手たち(撮影・木村 揚輔)
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 自慢の“声”で立ち向かう。15日の初戦(2回戦)で佐々木擁する大船渡と対戦する遠野緑峰。夏の開幕を迎えて、佐々木対策に「声」を挙げた。

 「画面越しでも速いし、切れもあるのが分かる」。佐々木の投球映像を見てイメージを膨らませてきた菊池虎主将(3年)はそう言いながら「でも、同じ高校生。ミスもあるので狙ってく。自分たちのチームカラーは声と打撃。緊張すると思うけど、全員で声を出しまくっていきたい」と力強く言った。

 注目の163キロ右腕対策に、マシンをマウンドとホームの半分近くに設置して打ち込んできた。開会式で横に並んだ佐々木の体の大きさに驚いたが、声では負けない。打撃練習では「(佐々木を)打ってやろうぜ!」と全員が声を出してバットを振ってきた。

 学校のグラウンドはサッカー部、陸上部と共用で、1日の練習時間は約3時間。新チームになってから公式戦未勝利でも、菊池虎主将は「自分たちのプレーで勝ちたい」と意気込む。河童や座敷童子の民話が伝わることで有名な遠野市。「令和の怪物」討ちで新たな伝説を作るつもりだ。(秋村 誠人)

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2019年7月11日のニュース