ソフトB松本、四球から崩れ4回途中降板「思ったところに投げられなかった」

[ 2019年6月10日 05:30 ]

交流戦   ソフトバンク2―3広島 ( 2019年6月9日    マツダ )

4回途中降板する松本(右から2人目) (撮影・奥 調)
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 今季1軍初登板となったソフトバンクの先発・松本が、2―1の4回に崩れた。先頭から3者連続四球を与え、会沢に同点の左前タイムリーを浴びた。田中広の中犠飛で勝ち越され、安部に左前打を許したところで降板。3回1/3を5安打3失点に「あの回は四球がいけなかった。フォームがずれて、思ったところに投げられなかった」と悔やんだ。

 プロ5年目の今季は投球フォームを試行錯誤した。2段モーションにして、球威が上がった。2軍で11試合に登板し3勝1敗、防御率1・72と結果を残し、先発のチャンスが回って来た。立ち上がりは最速149キロを計測し、フォークやスライダーなど変化球も駆使して3者連続三振を奪った。「ある程度は通用するかなと思った。投げミスとか、追い込んでからの球をしっかり投げきるとかができるように。次は同じことをしないようにしたい」と前を向いた。

 チームは交流戦開幕からの連勝は5で止まった。工藤監督は「(松本は)あの回だけですね。ボールは良かったし、立ち上がりは素晴らしかった。初登板なので責められない」と次回登板に期待を寄せた。4回途中から継投した4投手が無失点で踏ん張り、試合を壊さなかったことは収穫となった。

 連勝は止まったが、2カード連続勝ち越し。交流戦最初の6連戦を5勝1敗で終えた。指揮官は「今日は負けてしまったが、1週間で考えれば素晴らしい交流戦のスタート。みんなが集中してやってくれた」とナインをねぎらった。11日からは阪神、DeNAとの6連戦。本拠地で仕切り直す。

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2019年6月10日のニュース