明大・森下38年ぶり日本一導く 全日本大学選手権「六大学のプライドを持って」

[ 2019年6月10日 05:30 ]

全日本大学選手権開会式・健闘を誓い合ったドラフト候補。左から明大・森下、東海大・海野、東北福祉大・津森、東洋大・佐藤都
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 第68回全日本大学野球選手権は10日、神宮と東京ドームで開幕する。9日は都内で開会式が行われ、ドラフト1位候補の155キロ右腕の明大・森下暢仁投手(4年)が、38年ぶり日本一を誓った。

 前回出場時の16年は1年生。チームは初戦敗退で登板機会がなかっただけに、今回登板すれば初の全日本のマウンドとなる。「一発勝負なので一球が大事。目の前の打者を抑え込む意識で投げたい」。東京六大学リーグ戦は全試合ライブ配信され、研究されやすい状況だが「映像では分からない部分はある。東京六大学の代表としてプライドを持って戦う」と力を込めた。

 昨年大学代表で同僚だった東北福祉大・津森からは「投げ合いたい」と対戦を熱望されたが、森下は「まずは初戦」と冷静に12日、上武大―福井工大の勝者と対決する初戦を見据えた。(松井 いつき)

〇…全日本大学連盟の理事会が行われ、「スピードアップに関する特別規則」の制定が承認された。今年から国際ルールに合わせてベンチ前のキャッチボールが禁止された代わりにイニング間の練習は無制限だったが、2分10秒以内に制限する。大学は全日本大学選手権から、社会人と足並みをそろえて適用する。理事で全日本野球協会規則委員長の中本尚氏は「JABA大会などで平均で20分ほど試合時間が延びた。ナイター照明の経費負担などを考え、制限を設けようということになった」と説明した。

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2019年6月10日のニュース