雄星、最悪7失点KOも「次につなげたい」4球でソロ3発「初めての経験」

[ 2019年6月10日 02:30 ]

ア・リーグ   マリナーズ3―12エンゼルス ( 2019年6月8日    アナハイム )

初回2死、大谷に対し初球を投じる菊池(撮影・会津 智海)
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 皮肉なほど明暗が分かれた。マリナーズの菊池は野球人生初の3連続被弾を含む9安打で自己最悪7失点(自責6)。3試合続けて3回1/3でKOされた。「悔しい結果。同じリーグでまた対戦する機会もある。次につなげたい」。花巻東の後輩・大谷とのメジャー初対決を振り返り、屈辱感がにじみ出た。ラステラ、トラウト、そして大谷。4球でソロ3本を浴びた。「初めての経験。マウンド上で経験したことがないような悔しさも感じた」。球に力はあったが、甘いコースはことごとく痛打された。

 中8日でのマウンド。不振脱却へ、先発を一度飛ばしてリフレッシュを図った。「軌道が一定しないというか、良い時と悪い時がはっきりしている」。足の上げ方を変えるなど投球フォームも修正し模索したが、先発の役割は果たせなかった。

 スコット・サービス監督は「ボール自体は良くなっている。制球が甘かった」と擁護し「次も通常通りに投げる」と説明した。中5日で14日(日本時間15日)のアスレチックス戦へ向かう見込み。菊池は「この苦い経験、失敗を長いシーズンにつなげていかないといけない」。エ軍とは7月にも2カード6試合の直接対決が組まれる。やり返すチャンスはまたすぐに訪れる。 (笹田幸嗣通信員)

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2019年6月10日のニュース