近畿最後都市対抗切符はパナソニックが獲得!延長死闘制した

[ 2019年6月10日 15:07 ]

第90回都市対抗野球大会近畿地区第2次予選 第6代表決定戦   パナソニック2―1ミキハウス ( 2019年6月10日    大阪シティ信金スタジアム )

<ミキハウス・パナソニック>4年連続53回目の出場を決め喜ぶパナソニックナイン
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 近畿最後の一枠はパナソニックがつかんだ。1―1の延長10回1死二、三塁で途中出場の諸永秀幸内野手が投手の前にたたきつけるゴロを放ち、ミキハウス・仲岡翔亮投手が三塁走者の生還を防ごうと本塁に送球したが間に合わずこれが決勝点(記録は野選)。4年連続53回目の都市対抗出場を決めた。

 「てっぺんとったんで」が今年の合言葉。今予選を無失策で終えた今秋ドラフト候補の片山勢三内野手は、練習後もコーチにノックを打ってもらうなど基礎から課題の守備を見つめ直した。この試合でも7回の守備で1死二、三塁から投ゴロが一塁に送られる間に三塁走者が生還を試みたが、すぐに本塁へストライク送球で刺し「(失策)ゼロを目指してやってきた」と表情を緩めた。ただ、調子が下降気味の打撃ではこの日も「7番・一塁」で4打数無安打。「下位(打線)で納得はしていない。もう一回4番に戻らないといけない」と危機感を募らせていた。

 田中篤史監督(38)は「最後の最後に粘り強く戦ってくれた。こういう試合ができたのは大きい」としながら、最後の最後まで本大会出場を決められなかったことに「悔しい思いをした選手がほとんどだと思う。苦しい思いをした分、本番では楽しみたい」とチームの立て直しを誓っていた。

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2019年6月10日のニュース