阪神・原口 がんから復活打に笑顔「終わったら胃がキリキリ…」 矢野監督「本当に矢野ガッツした」

[ 2019年6月4日 22:39 ]

交流戦   阪神11―3ロッテ ( 2019年6月4日    ZOZOマリン )

<ロ・神>試合後、ファンの声援に応える原口 (撮影・西川祐介)
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 阪神が16安打11得点で快勝し、交流戦白星スタートを切った。3―3の5回に梅野の2試合連続本塁打となる5号ソロで勝ち越しに成功。8回に糸井の4号2ラン、9回は大腸がんの手術から復活した原口が代打で適時二塁打を放つなど5得点を挙げて突き放した。

 試合後には梅野と原口がそろってお立ち台に登場。複数選手がお立ち台に立つのはビジターでは超異例だ。大腸がんからの1軍復帰を果たした原口は最高の笑顔をみせてファンのあいさつ。「自分の中では、あまり緊張していないと思っていましたけど、終わってみたら、胃がキリキリ痛いですね」。大観衆だけでなく、同じ病に苦しむ人々に元気いっぱいの姿を届けた。

 矢野監督は「本当に両手で矢野ガッツしました。もう、ネクスト(バッターズサークル)から雰囲気をファンの人が作ってくれたり。映画じゃないけど、舞台が整っていく中で、なんかフミの今までの頑張りに対する、野球の神様っていうと大げさだけど、作ってもらったような舞台の中で映画のようなというか、そんな結果まで出してくれたんで。メチャメチャうれしかった」と心から喜んだ。

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