大リーグのドラフトがスタート トップ指名はオレゴン州立大のラッチマン捕手!

[ 2019年6月4日 11:52 ]

メジャーのドラフトで全体トップ指名を受けたオレゴン州立大のラッチマン捕手(AP)
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 大リーグのドラフトが3日にニュージャージー州シコーカスでスタート。オレゴン州立大のアドリー・ラッチマン捕手(21)が全体トップでオリオールズに指名された。

 オリオールズのトップ指名は1989年のベン・マクドナルド投手(ルイジアナ州立大=通算78勝70敗)以来、2人目で、メジャーのドラフトで捕手が最初に名前をコールされたのは2001年のジョー・マウアー(ツインズ)以来、18年ぶり史上7人目。ラッチマン捕手は昨年のカレッジ・ワールドシリーズ(全米大学選手権)でチームの優勝に貢献し、大会のMVPに選出されていた。

 1メートル88、98キロの同捕手はスイッチヒッターとして今季も活躍。57試合で打率・411、17本塁打をマークし、76四球はチーム新記録となっていた。盗塁阻止率は48・1%。所属カンファレンスのパック12では年間最優秀選手と最優秀守備選手に選ばれていた。高校時代の3年前にはマリナーズから40巡目(全体1197番目)に指名されたが、大学に入ってさらに成長。当初からトップ指名が有力視されていた。

 全体2番目にロイヤルズに指名されたのはコリービル・ヘリテージ高校(テキサス州)のボビー・ウィットJR遊撃手(18=1メートル83、82キロ)で、同投手の父はかつてレンジャーズなど7球団で通算142勝(157敗)を挙げたボビー・ウィット投手。父は1985年のドラフトで全体3番目に指名されており、親子で1巡目指名を受けたのは史上7組目となった。指名順位の合計(5)は、この中では最少。続く3番目のホワイトソックスはカリフォルニア大のスラッガーで、今季15本塁打を記録していたアンドリュー・ボーン一塁手(21=1メートル83、97キロ)を指名した。
 
 

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