プロ初安打が本塁打 ヤクルト・渡辺は“応援したくなる男”

[ 2019年5月12日 09:00 ]

10日の巨人戦6回1死、プロ初安打となる1号ソロ本塁打を放つヤクルト・渡辺(撮影・白鳥 佳樹)
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 ヤクルトの渡辺大樹内野手(21)が10日の巨人戦(東京ドーム)でプロ初安打となる中越え本塁打を放った。15年ドラフト6位で専大松戸から入団した4年目。「やっとチームの一員になれた気がする」と振り返った。

 律儀な男だ。ホームランボールは中堅を守っていた巨人・丸から人づてに手元に届いた。翌11日の試合前に一番にグラウンドに姿を現し、丸の打撃練習の合間を見計らって「ありがとうございます」と感謝の意を伝えに行った。面識はなく緊張の面持ちだったが「初めてだったんでしょ?」と同じ千葉県出身の先輩から優しく声を掛けてもらったという。

 親孝行な男だ。その記念球は母親にプレゼントするという。「母の日も近いですし、この前、4月に誕生日だったんで」。これまで育ててもらった感謝の気持ちを表すつもりだ。

 謙虚な男だ。本塁打の感想を求められながらも、最後には「守備と走塁を頑張ります」と締めた。決して本塁打打者ではない。自らのプレースタイルを自覚し、浮かれることはない。

 繊細?な男だ。実家で猫を飼っているが猫アレルギー。「プロに入る1、2年前から飼い始めたんですけど。いつも鼻水が出るなと思って。でも、寮に入ったら止まったので気付きました。今でも実家に帰るとちょっと体調が悪いです(笑い)」。

 守備固めや代走での出場が主な役割となるが、パンチ力も見せたことにより、出場機会が増える可能性もある。決して派手さはないが魅力あふれる21歳のヤク進に注目だ。(記者コラム・黒野 有仁)

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