楽天連日のサヨナラ!平石マジック 代打起用の同学年・渡辺直が同点弾

[ 2019年5月10日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天4―3ソフトバンク ( 2019年5月9日    楽天生命パーク )

9回無死一、二塁、サヨナラ打を放ち喜びを爆発させる銀次(中央)(撮影・大塚 徹)                                                                                                                                                  
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 楽天が9日、首位・ソフトバンクを相手に連日のサヨナラ劇を演じた。同点の9回無死一、二塁から銀次内野手(31)がバスターから右前へサヨナラ打。8回は代打で起用した渡辺直人内野手(38)の今季1号ソロで同点に追いつくなど、平石洋介監督(39)の采配が的中した。前日に球団史上最大となる7点差を大逆転した勢いで3連勝を飾り、単独2位に浮上。ソフトバンクに2・5ゲーム差と迫った。

 勝負手が完璧に決まった。3―3の9回無死一、二塁。銀次の初球バントが三塁線へファウルとなり、2球目からソフトバンク内野陣がバントシフトを敷いた。

 一塁手が猛チャージし、二塁手は一塁ベースカバーへ。一、二塁間はがら空きとなった。銀次はバントの構えからバスターに切り替えると、打球は右前へと抜けていった。2日連続のサヨナラ勝ちだ。平石監督は「銀次はバットコントロールがうまいので信頼していた。よく勇気を持ってやってくれた」と目を細めた。

 指揮官と同じ1980年生まれ。「松坂世代」である渡辺直の一撃も大きかった。1点を追う8回、先頭の代打で登場し、フルカウントから直球を左翼ポール際へと運んだ。ここまでは打率・000。今季6打席目で生まれた初安打が値千金の同点弾。「監督が期待して送り出してくれるのは、本当にありがたい。最高の恩返しができたのかな」。プロ13年目で放った通算7本目のアーチは、チームを活気づかせた。

 平石監督も感慨深げだ。「なかなか出番がない中で、直人はいつも先頭に立って声を出してくれている。大きな仕事をしてくれて、本当にうれしかった」。ムードメーカーとして、どんな状況でもチームのために行動する。今は監督と選手の関係になったが、同世代の絆は変わらない。「本塁打は99%、期待していなかった」と冗談めかしたが、想像以上の大仕事に両腕を突き上げて喜びを爆発させた。

 渡辺直も銀次も「昭和生まれ」だ。時代は「令和」になり、前日はドラフト1位・辰己がサヨナラ打を放った。「若手からベテランまで、本当によくやってくれている」と平石監督。各世代が融合しながらがむしゃらに戦う。それが令和元年の「平石イーグルス」の強みだ。 (重光 晋太郎)

○…楽天が2試合連続、今季3度目のサヨナラ勝ち。チームで2試合連続のサヨナラ勝ちは、14年9月8、9日のオリックス戦以来5年ぶり5度目の最多タイ記録で、ソフトバンク戦での2戦連続は初めてだ。銀次は17年9月18日ロッテ戦以来、自身5本目のサヨナラ安打。楽天で通算5本のサヨナラ安打は、松井稼頭央、嶋に並ぶ最多本数になった。

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