阪神・大山、待望の“もう一丁”「甘い球を仕留めることができた」

[ 2019年4月19日 08:34 ]

セ・リーグ   阪神13―5ヤクルト ( 2019年4月18日    神宮 )

回無死、大山は2打席連続の左越えソロ本塁打を放つ(撮影・北條 貴史)
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 覚醒の時が訪れた。初回1死一、二塁。ヤクルト・先発・大下がカウント2―1から投じた真ん中カットボールを、一振りで仕留めた。左中間へ突き刺さる3号3ラン。前夜に続く先制弾で猛攻への号砲が鳴らされた。

 「しっかり甘い球を仕留めることができた」

 先頭の3回は、カウント2―1から真ん中高めの直球を振り抜いた。4番らしく、神宮の夜空に大きな放物線を描く左翼席中段への4号ソロ。「前の打席と同じように思いっきり振れた。追加点が取れてよかったです」。前日までに2本塁打を放ったが、試合中にあるその後の打席はいずれも凡退していた。悩んでいた若き大砲にとって、待望の“もう一丁”と言っていい。18年9月16日のDeNA戦以来となる2打席連発に、左翼席の虎党のボルテージは最高潮に達した。

 4月12日の中日戦では、8回守備で今シーズン初めて途中交代を経験した。7回の打席で凡退した際には一塁ベースの向こうで自分を責めるように叫んだ。4打数無安打と結果が出ない、いら立ちは試合後も収まることはない。チームメートが引き揚げたベンチ裏でも悔しい気持ちを大声で叫んだ。クラブハウスを後にしたのは一番最後。「シーズンが始まったら結果が全て。泥臭くても結果を残せば」と常々話す4番。重責を担う強い責任感があるだけに、結果が伴わない自分自身が許せなかった。

 その悔しさを糧にした。4回2死無走者からは左翼フェンス直撃の二塁打で、今季初の猛打賞をマーク。3安打4打点の活躍に「今日は勝てたことがよかったです」と安堵(あんど)した。

 矢野監督は「まだまだ。明日は(巨人の先発)菅野に対してどういう打撃を見せていけるか」と手綱を締めた。19日からは甲子園で平成最後の巨人3連戦。前回敵地3連敗の屈辱を晴らす。(長谷川 凡記)

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