習志野 3試合連続の逆転劇で初の決勝進出 小林監督「驚くばかり」

[ 2019年4月2日 14:11 ]

第91回選抜高校野球大会第10日第1試合 準決勝   習志野6―4明豊 ( 2019年4月2日    甲子園 )

<明豊・習志野>8回無死、習志野・桜井が右越えに勝ち越し本塁打を放つ(投手・大畑)(撮影・成瀬 徹)
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 第91回選抜高校野球大会第10日は2日、甲子園で準決勝が行われ、第1試合で、習志野(千葉)は明豊(大分)を6―4の逆転で下し、初のセンバツ決勝進出を決めた。千葉県勢としては81年印旛、95年銚子商以来の24年ぶりの決勝進出で、初優勝に王手をかけた。

 習志野の小林徹監督(56)は「毎回毎回、ここに来てからは子供たちの戦いぶりに驚くばかりで、今も本当に信じられない気分です」と3試合連続の逆転劇を演じたナインに驚嘆。初回3点を先制され、リードされる展開となったが、「相手の明豊さんの打撃力はうちなんかとは比較にならないと話していた。初回に3点を取られた際にも『予想通りだろうと。ここから粘って、焦らなくていい』と声をかけていた」としながらも、「内心、私が焦っていたかもしれないですね」と苦笑いを浮かべた。

 先発の山内は6回を5安打3失点だった。「山内が(前回登板から)間が空いていたので、できるだけ長いイニングを投げてほしいなと思っていました。初回のピッチングが彼本来のピッチングではなかった。もう少し様子を見ようと思っていた」と指揮官。同点に追いついた7回からはエース飯塚にチェンジ。「おかげ様で中盤まで追加点を取られないで、競った展開でいっていた。あと3回は背番号1番のエースに締めてもらおうかなと。山内はいっぱいいっぱいでしたので」と振り返った。

 同点で迎えた8回、勝ち越しの右越えソロを放った桜井は「手応えもあって、逆風の中だったんですけど、しっかりと振り切れた」とにっこり。序盤は追う展開となったが「全然暗くならないで、みんなで明るく明るく、逆転目指して頑張っていました」と振り返った。チームは初のセンバツ決勝進出。「(自分も)初めての甲子園で決勝進出できるのはとても嬉しいです」と笑顔を浮かべ「勢いに乗って油断せずに、しっかりと優勝目指して頑張りたい」と3日の決勝戦を見据えた。

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