ヤクルト・西浦が逆転のV二塁打 目の前で雄平2打席連続敬遠「悔しい気持ち」から歓喜の「やった!」

[ 2019年4月2日 21:19 ]

セ・リーグ   ヤクルト5―2DeNA ( 2019年4月2日    神宮 )

<ヤ・D>ファンの声援にこたえる西浦(撮影・西海健太郎)
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 ヤクルト・原、DeNA・上茶谷とかつて東洋大の4年生と1年生という関係だった両投手が7回まで演じた息詰まる投手戦。両投手降板後に激しくスコアが動いた試合に決着をつけたのはヤクルトの6番・西浦のバットだった。

 原が7回無失点で勝利投手の権利を得て降板した直後の8回に2番手・近藤が2点を失い、1―0のリードが一転1―2のビハインド。だが、その裏にドラマは待っていた。

 DeNAのマウンドもこの回から7回1失点の上茶谷に代えて2番手・パットン。1死一、二塁からバレンティンが左翼へ二塁打を放って追いつくと、さらに1死満塁で打席に入った西浦が左中間に逆転の2点適時二塁打を放った。

 「何とかしようという気持ちで。抜けた時はやった!と思いました」。1―0だった6回の第3打席では2死二塁から前を打つ雄平が申告敬遠で歩かされ、中飛。1―2と逆転されて迎えた8回も2打席連続の申告敬遠で雄平が歩かされ、満塁で打席が回って来た。

 「悔しい気持ちもありましたし、なんとかしてやろうという強い気持ちで入りました」と西浦。意地で打った決勝打だった。

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