中日 岩瀬氏が引退試合 伝家の宝刀スライダーでロッテ・井上をK斬り

[ 2019年3月2日 15:05 ]

オープン戦   中日―ロッテ ( 2019年3月2日    ナゴヤドーム )

引退試合で最後のを終え、スタンドの声援に応える岩瀬(撮影・椎名 航)
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 昨季限りで現役を引退した元中日の岩瀬仁紀氏(44)が2日、ロッテとのオープン戦(ナゴヤドーム)で引退試合を行った。

 1日に中日と育成選手契約を結んだ岩瀬氏は、現役時代の背番号「13」で登場。プロ野球界屈指のクローザーとして知られるが、最後の登板は先発として踏み荒らされていないキレイなマウンドに上がった。

 打者・井上への初球、ストレートは128キロをマーク。1ボール2ストライクと追い込むと、最後は伝家の宝刀スライダーで空振り三振に仕留めた。

 「とにかくストライクゾーンに投げようと投げました。自分の持ち味のスライダーをどっかで投げようと思っていた。上手く決められて良かった」

 昨年10月の現役引退後は「5カ月間、何もしていなかった」といい、引退試合に備え2月末から鳥取市の研究施設「ワールドウィング」でトレーニングに励んだ。

 現役最後の登板を振り返り「この歓声がもうないんだなとちょっと寂しい気持ちになった」としんみり。それでも20年間、応援してくれたファンに「良いときも悪いときも応援してくれてエネルギーに変えられた。ありがとうございます」と感謝。

 登板を終えると、内野陣、ナインらと順に握手を交わし、最後はスタンドに向かって帽子を取り、何度も頭を下げ、感謝の気持ちを表した。

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