広島 チケット当選者へ無事販売

[ 2019年3月2日 05:30 ]

 広島は1日、広島市南区のマツダスタジアムで今季主催試合入場券の窓口販売を開始した。抽選で選ばれた約1300人が対象で、抽選券の番号で集合時間を指定したため、混乱は起きなかった。球団によると、大量購入者も相当数にのぼったが、旅行会社が多く、誓約書へのサイン拒否はなかったという。

 球団は今年から、不正な転売を防ぐため入場券の窓口販売で抽選方式を採り入れた。当初は全員に抽選券を配る予定だったが、2月25日の配布日には予想を大幅に超える5万人超が殺到。約4万枚を配布したところで打ち切り、券を手にできなかったファンらが詰め寄る騒ぎとなった。

 約4万枚から厳正に抽選し、約2100人が当選。1日は約1300人、2日は約800人が入場券購入に訪れる予定だ。

 昨年までは先着順だったため、大量購入するとみられる人物が販売開始と同時に1時間超も窓口を占拠することがあった。早くもこの日午後にオークションサイトなどで入場券が出品されたが、入場券部の島井誠統括部長は「悪質な転売は昨年よりも減ると思うし、一定の成果は出ていると思う」と語った。(江尾 卓也)

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2019年3月2日のニュース