FAのハーパー 13年総額約370億円でフィリーズと合意 米プロスポーツ史上最高額

[ 2019年3月2日 02:30 ]

ブライス・ハーパー外野手(AP)
Photo By AP

 ナショナルズからFAになったブライス・ハーパー外野手(26)が28日(日本時間3月1日)、フィリーズと13年総額3億3000万ドル(約369億6000万円)で合意した。総額はスタントン(ヤンキース)が14年オフにマーリンズとの契約を13年延長した際の3億2500万ドル(約364億円)を超え、米プロスポーツ史上最高額となった。

 ハーパーは10年のドラフト全体1位指名でナ軍入り。12年にナ・リーグ新人王、15年にMVPに輝き、球宴には6度選出された。FA市場の目玉で、ドジャースやジャイアンツが本格参戦していた。

 最終年の31年は39歳になる。マリナーズ・菊池も顧客に持つスコット・ボラス代理人は米メディアに「ブライスは残りのキャリアを1都市で終えることを望んだ」と説明。全29球団へのトレード拒否権は含まれているが、途中での契約破棄の権利(オプトアウト)はなく、「終身契約」に近いものとなった。

 ≪年平均では14位≫ハーパーの契約は年平均では約2538万ドル(約28億4300万円)となり、大リーグ歴代14位。同じ13年契約で総額2位のスタントンも2500万ドル(約28億円)で同16位だ。1位はグリンキー(ダイヤモンドバックス)の約3442万ドル(約38億5500万円=16〜21年)で、トップ5のうち4人は投手。故障のリスクを勘案されて契約年数が短い分、年俸では投手が上回る傾向が強い。

続きを表示

2019年3月2日のニュース