「逆転のPL」健在!マスターズ甲子園目指すPL学園OBが練習試合、清水哲氏が監督

[ 2019年3月2日 13:58 ]

清水哲氏を中心に、記念写真に収まるPL学園硬式野球部OB
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 マスターズ甲子園出場を目指すPL学園硬式野球部OBが2日、大阪府箕面市で履正社スポーツ専門学校北大阪校と練習試合を行った。大学野球のプレー中の事故で車いす生活を余儀なくされた清水哲氏(52)も監督としてベンチに入った。

 まさに「逆転のPL」をほうふつさせる試合展開となった。序盤はリードを許したが、1―4の7回に同点とすると、なおも無死一、三塁、同校から三菱自動車水島を経て、1988年ドラフトで阪神に4位指名された岩田透氏(52)の左中間二塁打で勝ち越し。同点に追いつかれた直後の8回には2死三塁から相手暴投などで2点を奪い、7―5で逃げ切った。

 清水監督は「やっぱりPLですね。年は取っていますが、キッチリと打つところで打つ。もっと鈍っているのかなと思っていましたが」と笑顔。「僕は逆転のPL、奇跡のPL、強いPLに憧れて入った。やるからには勝つ。僕の中ではPLが負けるわけにはいかない」と本気度とプライドを示した。

 歴代3位の甲子園通算96勝、春3回、夏4回の優勝を誇るPL学園だが、不祥事や部員減少の影響で16年夏の大阪大会を最後に活動を休止。新OB会長に桑田真澄氏(50)が就任し、学園の運営母体であるPL教団と直接対話できる環境作りを行っていくことを目指している。

 桑田氏を始め、立浪和義氏、片岡篤史氏らも登録メンバーに名を連ね、3月17日に予定される次回の練習試合から復刻ユニホームを身にまとう見込みとなっている。

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