楽天 辰己 3安打で開幕スタメンへアピール「固め打ち 良かった」

[ 2019年3月2日 05:30 ]

練習試合   楽天7―7台湾・ラミゴ ( 2019年3月1日    天母 )

ラミゴとの交流試合で適時二塁打を放つ楽天・辰己
Photo By 共同

 楽天は1日、台北市内で台湾・ラミゴと親善試合第2戦に臨み、7―7で引き分けた。2番・中堅で出場したドラフト1位・辰己涼介外野手(22=立命大)は3回に左翼線適時二塁打を放つなど、実戦でプロ初の猛打賞となる3安打をマーク。球団の新人外野手では初となる開幕スタメンへ向け、大きなアピールとなった。

 辰己が50メートル5秒7の自慢の快足を飛ばした。3回1死一塁。元DeNAで、台湾代表の経験も豊富な王溢正(ワンイーゼン)の初球、外角の138キロ直球を逆らわずに左翼線へ運び、一塁走者のドラフト7位・小郷(立正大)が生還する間に三塁まで到達。3番・浅村の左前打で生還した。

 「低い打球を意識していた。外角の球をコース通りにしっかり打てた。自分には足と守備範囲があるので、そこは外野手の中で一番でありたい」

 この打席の適時二塁打だけではない。初回にはスライダーを投手強襲の安打。9回には内角のカットボールを右前に運ぶなど広角に打ち分けてプロでは初の1試合3安打を記録した。「シーズンが近づくにつれて結果が欲しいので、固め打ちができて良かった」。外野手のレギュラー争いへ、台湾の地で大きなアピールとなった。

 昨季の新人王で外野のレギュラーの一角を占める田中が6回の守備で右足首を負傷するアクシデントが発生した。「心配だった。田中さんがいないとチームは勝てないので」。大事には至らなかったもようだが、右中間でコンビを組んだ田中の不測の事態にも集中力は切らさなかった。

 元々、痩せやすい体質。台湾遠征中も体重をキープするため、毎日夕食を2回取った。ホテルで食事を済ませると、同期入団のメンバーと外出。向かった先は吉野家とマクドナルドと油そばの店で「ホテルではパスタとかを食べて、そこから日本の外食チェーンの店で食事をしていました」。開幕までアピールを続け、さらに先にあるシーズンを乗り切るために、体力の基本となる食事量を意識的に増やす「食トレ」を継続している。

 2日にチームは帰国し仙台に戻る。6日から岡山・倉敷に移動する際に一部メンバーを入れ替えるが、平石監督は「辰己は残します」と明言。新人外野手では球団初の開幕スタメンの座は一歩ずつ近づいている。

 「まずは開幕1軍、そして開幕スタメンが当面の目標です」

 走攻守全てでアピールを続けていく。

 ◆辰己 涼介(たつみ・りょうすけ)1996年(平8)12月27日生まれ、兵庫県出身の22歳。小1から野球を始める。社では甲子園出場なし。立命大では1年春からリーグ戦に出場し、4年春に最優秀選手賞、秋に首位打者。田口壮(関学大、現オリックス野手総合兼打撃コーチ)の123安打に次ぐリーグ歴代2位の122安打をマークした。1メートル80、74キロ。右投げ左打ち。

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